一週間して病院に通う輝美。
病院から出ると笑みがこぼれた。
そして夢にまで見た母子手帳が渡された。
帰りにメールが孝之から届く。
輝美は孝之に告げようか迷ったが告げずに、「ちょっと体調が悪くてね?しばらく逢えないかな?」と告げた。
「判った…無理しないでね?」と孝之の優しい言葉に告げようか迷ったが、告げなかった。
恵美が輝美からメールが来て、驚いた。
「輝美さん…」話には聞いていたが実際にはまさかと思っていた。
「彼氏には話したの?」と聞くと「話してない…けどいい子だから知ったら凄く困惑すると思うから…恵美ちゃんにお願いがあるの?」
と輝美からの頼まれ事を聞かされた。
「私はいいけど…輝美さんいいの?」と輝美に聞くと、「いいの…」と輝美から言われた。
数日後、輝美からメールをした待ち合わせ場所に孝之が現れた。
しばらくすると髪の長い細身の女性が現れた。
「孝之くん?」と聞かれ頷くと「私は輝美さんの友人の恵美といいます。」と告げて座る。
「輝美さんから頼まれて来ました。」と輝美からの頼まれ事を話し出した。
輝美は、妊娠したこと、そして孝之とはもう会わない事を恵美に託した。
絶句する孝之。
「えっ!つまり輝美さんは…」と聞かれ恵美は「妊娠したみたいよ。…それで…輝美さんは孝之くんがそれに責任を感じるのを心配してたの。だけどね会うと孝之くんに迷惑かけちゃうから。」と話すと「そんな事はナイデス!」と孝之は話すが、「駄目よ…輝美さんは孝之くんにお礼を言ってくれって」と恵美は話した。
静かになる孝之。
恵美は「輝美さんの幸せになる事を祈りましょうよ!孝之くんのお陰で夢が叶ったんだから!」と。
「判りました」と孝之は席を立つ。
輝美にさっき送ったメールはエラーの表示で帰ってきていた。
恵美はこの若い男が輝美が話すセックスをしていたと思うとゾクッとした。
どちらかと言えば淡白な感じの風情で激しいセックスをしていた雰囲気は感じない。
だが、輝美も奈津美の若い男の硬いペニスを絶賛している。
恵美だってまだ女盛りで結婚しているが、違うテイストの味を試してみたい願望はあった。
目の前にいる孝之に見ながら淫らな想像を張り巡らしていく。
立ち上がりレジに向かう孝之を引き留める恵美。
「連絡先教えて?」と恵美に聞かれ困惑すると「特別に輝美さんの状況こっそり教えてあげる」と言われ、孝之は頼る相手は恵美しかなかった。
連絡先を交換して別れた
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