奈津美は孝之に温泉に行かないかと誘う。
「平日にさぁ、朝から夕方まで…ゆっくり温泉に入らない?」と。
孝之は「いいですよ!ゆっくりしたいですね?」と話すと「じゃあ、今度は孝之くんの休みに朝早くから行こう!」と奈津美が決めた。
奈津美は満足し帰宅する。
あまりに上機嫌な母に娘もびっくりするほどだ。
一週間後、輝美はまだささやかだが希望の目が膨らみかけてきていた。
いつも予定通りに来るはずのものが三日も遅れている。
今までそこまで遅れたことはない。
「もしかして…」若い男の精液がたどり着いたのか…
刻一刻遅れていく。
二週間…ついに産婦人科へ向かう。
検査をして先生が告げた「おめでとうございます。恐らく妊娠されてると思われます。」
「えっ!」輝美は思わず涙を流す。
「念の為来週も来てください。…ですが」と話すと「輝美さんは40歳ですね?」と聞かれ頷くと「失礼ですが出産される場合なかなか大変な事と思われます。最大限サポート致しますが、お母様にも頑張って頂きたいです。」と言われ輝美は「勿論です!」と返した。
いっ
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