さっきまで落ち着いていた雨脚がにわかに強くなって屋根を騒々しく叩いていた。
そして雷鳴が再び近くなって閃光がピカピカと闇夜を照らした。
浴室の二人の声が聞こえなくなり様子がまったく分からない。
その時だった、
ドンー ゴロゴロ
耳をつんざく落雷の瞬間である。
灯りが途絶えた、停電である。
満長が百合を背後から抱くようにして耳元でささやいた。
「百合殿、この暗闇は旦那様のいらっしゃる冥土への道と考えてください」
百合が軽くうなづいた。
「体の力を抜いて私にすべてを委ねなされ」
満長が百合を浴槽に立たせると湯がザーと滴り落ちた。
快楽へのツボと称する満長の指圧が尻エクボから始まった。
(この後家、なかなかの上物だわい)
「ぁぁ 住職様」
(へへ・・・もう感じ始めたか)
指圧は背中から尻、腿の内を中心に何度も強弱をつけて進んだ。
(どうだこの肉尻堪らんわい)
「どうですか、この辺りは」
指圧の指が柔らかな肉壁を伝い始めたときである。
「ぁぁ・・・」
「性欲が溢れるほど満ちてきます、お待ちの旦那様との再会です」
百合はうなずいた。
(こんなに濡らしよって)
「いいですよ、まずは私の鼻柱を使いなされ」
満長は浴槽の縁に首を持たせ仰向けになった。
「お願いします」
柔らかな内股が満長の顔を覆った
百合は陶酔したような表情で鼻柱に濡れそぼる肉壁を押し当てた。
「ぁぁ・・・」
(気持ちいい、凄く気持ちいいわ、あなた)
悩ましき腰が揺らぎ始めた
快感が百合をさらに陶酔させる。
(ここらで、舐めてやろうか)
舌がチョロチョロと肉豆をくすぐり始めた
(いいわ、もっと舐めてあなた最高よ)
こんな様子は義男にはうかがい知れないがグビグビする亀頭から垂れ始めた。
「さあ、百合殿もういいでしょ」
満長は覆いかぶさる百合から顔を離した。
「ありがとうございました」
(この後家もワシに堕ちたか、またのお楽しみじゃ)
満長はこうして目ぼしい後家たちを虜にしてゆくのだ
今日も百合は二人目の相手であった。
「百合殿お努めご苦労様、ワシは帰るが余韻が醒めるまでここにいなされ」
百合の肉体はまだ男を求めていたのだった。
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