舅が居た時にはケンを風呂場で洗うことなどなかった。
今、百合はケンが唯一の家族であり寂しさを紛らわせてくれる存在であった。
「さあお入り」
風呂場の戸を開けるとケンを引き入れた。
大型の雑種犬で背丈は百合ほどである、赤い毛並みと勇猛な顔立ちは他人を寄せ付けないほどである。
百合は寝間着の浴衣をサラリと取った。
見事な裸体が惜しげもなくケンの目に映った。
盛りの付いた野獣はメスの匂いを逃さない、口にヨダレを垂らしながら百合の股間に鼻を寄せた。
「もう・・ケンたらくすぐったい」
百合は甘えた声でケンを叱った。
「さあ洗うわよ」
桶から湯を汲み上げるとケンの背に流した。
石鹸で泡立てながら手で首から背、腹、腿と洗い進めた。
ケンは気持ちよさそうに百合に身を任せている様子だった。
「ケン気持ちいいでしょう」
百合はそう言いながらケンの股間のペニスに目が止まった。
なにやら赤い角のような物をが目に入った。
ケンは興奮している・・・
百合はそーと手を伸ばし股間に触れた。
キュウー ウウー
「いやだわケン、私まで変な気持ちになるわ」
百合はケンを抱きすくめた。
白い乳房がケンの鼻柱に触れると舌がヌルリと出て乳首を嘗め回してきたのだ。
「ぁぁ・・・いけないわケン」
ケンの鼻息と舌が脇から腰の辺りに這ってくる。
「ぁぁ・・・・こんなの初めて・・気持ちいい」
百合は湯船の縁に伏せって尻を持ち上げた。
野獣の目が注がれたのは百合の尻の割れ目、黒い鼻先で撫でながら這わせる。
舌が伸びた・・・・
「ぁぁ・・・・・」
痺れそうな快感が百合を襲った。
ぺロ ぺロ ぺロ
「ケン いいわ・・・もっと舐めるのよ」
百合は尻を突き出して指でアワビの口を広げた
「ううう・・・・」
その時であるケンが百合の背に這い上がる仕草をしかけた。
キュン キュン
しかしケンには適わない。
「ケン、無理よ私とはできないわ」
百合は煮え切らない気持ちを抱きながら、亡き夫を偲ぶのであった。
そんな頃、義男もまた若い肉体のはけ口を妄想の中に求めていた。
※元投稿はこちら >>