百合の心境も複雑であった。
あの晩の秘め事を義父の為三に一部始終を覗かれていたこと、想像しただけで百合は顔を赤らめた。
そして納屋で倒れていた為三の見開き血走った目と青黒くくすんだマラと太股に流れていた精液は衝撃的であり
また百合の渇いた肉体を疼かせたのである。
舅が居なくなった家は後家と犬のケンだけの生活であった。
ある晩である
「ウ・・ウォー・・・・」
ケンの聞きなれない声で百合は外に出た。
暗闇に蠢く二匹の野犬である。
目を凝らして見ると野犬同士の交尾であった。
大きな黒いオスが白いメス犬の上になり、まさに最中である。
「ウウウー」
繋がれたケンがその光景を見て唸っているのだった。
「まあいやらしい・・・・」
百合は久しくこんな光景を見るのだった
野犬は見せ付けるように激しく腰を振り唸り声をあげて挑発しているようだった。
凄いわ・・・私まで興奮しちゃう
百合は複雑な面持ちで眺めていたがケンの恨めしそうな様子を見て言った
「ケン、可哀想こっちへ入りなさい」
犬小屋に繋がれたケンを百合は無理やり家に引き入れた。
「ウォー、ウォー」
盛りの付いたオス犬はなかなか落ち着かないのか百合の足に前足を絡ませてきた。
「ケン、待ってて今晩一緒にお風呂に入ろう」
百合は独り身の自由を満喫するのであった。
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