薄い板塀で仕切られた一畳ぐらいの狭い洗い場は手が届くくらいの近さである。
聞き耳をたてれば、微かな声も音も逃さない。
為三は耳をそば立てながら腰紐を解き褌の脇からそそり立つ肉棒を取り出した。
「こんなにでかくなりやがって」
久しぶりの興奮を抑えきれない様子でつぶやいた。
ポチョン ポチョン
流し場から滴の音が響く
ぁぁー いい
クチュ クチュ クチュ
ぁぁ あなた
洗い場の様相が喘ぎ声と百合のアワビに食い込む芋茎の摩擦する音で想像できた。
血走った目が光る・・・・
「入れてえ・・・あの尻からアワビに俺のでかチンを・・・・」
為三は目を閉じて百合の巨尻を頭に思い描いた、そして背後から濡れそぼるアワビに挿入したのだ。
うぅ
為三はその瞬間納屋の闇に倒れたのである。
いつまでも帰らぬ舅を心配し集会場に百合は出かけた。
もう10時過ぎている、電気は消され誰も居ない。
百合は隣の三次の所に寄り為三が帰らぬことを伝えた。
寄り合いはすでに8時には済んでいた
百合は為三がどこかで倒れてでもしていないか農道や田んぼの付近を捜すのだった。
百合は念のために家のあちこちを探し最後の納屋に入ったのである。
「キャア・・・」
懐中電気の光の奥に為三を見つけたのである。
下半身が脱げ露になった男根が・・・・
警察が駆けつけ近所は騒然となっていた。
いろんな噂が飛び交い綱が張られた。
「あなたは死亡時刻にお風呂に入っていたんですね」
「はい」
「なにか納屋で音がしませんでした」
「気が付きませんでした」
取調べは2時間近く続いたが百合は釈放された。
刑事は板塀に節穴があり、為三はそこで自慰をしあまりの興奮で脳卒中を起こしたのだと断定したのである。
腿に付いていた精液と節穴、百合の入浴帯であったことが決めてであった。
その後、噂は広がり百合を見る男達の目は色めいていた。 義男もその一人であった
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