百合は片膝を付くと湯船から汲んだ桶の湯を肩から背に流した。
湯煙が裸体から立ち上がると湯は洗い場を伝い排水溝にピチャピチャと音を立て流れて行く。
百合は静かに湯船に身を沈めた、そして目を閉じて気持ちよさそうに湯船の縁に背をもたげた。
夫の司がまだ若くて健在だった頃、舅たちの留守の目を盗んで二人で風呂に入った事を回想していた。
当時はまだ夫婦が家族の居るときに一緒に入浴などすることがはばかれていた時代である。
司は内気で無口な男であったが、百合を抱くときは激しく燃えるのだった。
ある日、舅夫婦が慰安旅行で留守のとき娘を寝かしてから百合を誘って入浴した事があった。
北陸の温泉に旅した時に買ったと言う夫は、芋茎のリングを取り出してきて百合に迫った事があった。
「百合、こいつを俺の亀頭の奥にはめてくれ」
百合は恥ずかしそうにそのリングを手に取った。
「何これ・・・もうイヤダ」
照れくさそうに笑いながら勃起した肉棒にはめ込んだ。
「オイ、尻を向こうに向けて突き出せ」
百合は湯船の縁を握り尻を突き出した。
「相変わらずお前の尻は最高だな・・・」
両手で撫でながら腰をがっちりと引き寄せた
「いくぞ・・・」
司は背後から肉棒を蜜壷に突き刺したのである。
「アアー、凄いわ」
芋茎が濡れて潤びると肉棒に食い込んでカリが一段と大きくなり脾肉をくすぐるのだ。
司は激しく腰を振り百合の巨尻を叩く
ペタンペタンペタン
「百合、どうだえ、えだろう」
「もう・・・あなたイヤラシイ」
「何だったら止めるか・・」
「ダメ・・いじわる、ああ、いいわ」
揺れる乳房がその激しさを物語っていた。
その晩、白い肉体と褐色の肉体の交わりが体位を変えて続いたのだった。
百合はそんな昔の出来事を回想をするのであった。
板塀に耳をそば立てる為三は静まり返った浴室から百合がそんな回想をしていることなど知る由もない。
その時である、ザーと百合が湯船から立つ湯の音が聞こえた。
濡れたスノコの洗い板に百合が腰掛けたのだった。
暫く裸体を洗う泡と時折流す湯の音がピチャピチャと聞こえてくる。
いつ百合は自慰するのだ、為三は待ち切れないのか少し苛立ちを覚えた。
するといつの間にかシーンと洗い場が静まり返った。
為三には見えないが百合は鏡に裸体を写すと乳房を両手で撫でながら自慰を始めたのである。
かすかな百合の吐息が
「やりはじめたな」
為三はニヤリとしながら耳を壁に寄せるのだった。
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