早いもので夫の法要を済ませるとお盆まで2ヶ月あまりであった。
「お爺さん今晩の区の寄り合い行っていただけます」
百合は舅の為三に声を掛けた。
「そうか、夕飯を早めにしてくれ7時からだったな」
為三は快く引き受けた。
食事を済ませると足早に為三は集会場に出かけていった。
百合は飼い犬のケンに残飯をやるといつものように仏間に入り遺影に線香を焚くのであった。
「あなた寂しくない・・・早く逝ってしまって悪い人、私まだ若いのよ・・・」
つぶやくように遺影に話しかけた。
百合は夜になるとやはり寂しかった、四十路の肉体は時々疼くのである。
今夜も何故か乳首が疼く
舅はいない、百合は久々に遺影を前に膨らんだ胸に指を差し入れた。
百合の目が閉じた
「 ぁぁ あなた 」
身悶える百合がそこにあったが誰もがそんな百合を想像しただろうか。
暫くして百合は身を整え何食わぬ顔で食卓の後片付けにはいった。
時計は9時を回っている。
百合は部屋に入ると下着を取り風呂場に向かった。
そこには為三が密かに身を沈めて待つ姿を百合は知るよしもない。
下駄の音が・・・・
節穴にギラリと光る視線が・・・・
ギィー
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