「よう子さんのオッパイって感度もイイんだぁ!おっきいし感度も良くて…それに…」あくまで無邪気を装いホメる!だが、この頃から俺の頭の中から『関係修復』だの『明日の事』だのはトンで消えていた。一方で『次はどう攻めよう?』と小賢しく知恵を振り絞っているのに。理性とは何ぞや…だ。
「ハンン…それに…なぁに…?」
質問に答える代わりに俺はよう子さんの首筋に吸い付いた。「ア~ン!…テッチャン…」
俺はチーフであり上司である。が実際は『テッチャン』と気安く呼ばれる単なる小間使いだ。厨房でエライのは調理師さんとパートさんなのだ。我が給食業界はパートのオバサン方に支えられ成り立っているのだ~!!…別に嫌じゃないけど^o^♪
「よう子さんのうなじ、とってもキレイだよ」ホメ殺す!(しつこい?)うなじを舐め回して密着してる身体全体を上下に揺する。俺の硬くなってるモノにも柔らかな摩擦が伝わる。
「ア~、もうっ…それ、ダ…メ…」
ダメなのはこっちの方だ。俺にももっと強い刺激が欲しい!ズボンの中でパンパンになってるモノを解放する事にした。よう子さんの手を取り俺の股間に導く。そっと握らせた瞬間、互いの身体がピクッと震えた。
「よう子さん、俺、こんなになってるんだよ」
ここでよう子さんが手を振り払ったらゲームセットだったろう。それも、かなり気まずい思いで、だ。それに、硬さだけはここ数年来で最高と自負するが大きさには自信がない。ガッカリされる懸念もある。ジッと、よう子さんの言葉を待った。
「すごい…硬いね…」
…やっぱり『大きい』とは言ってはくれなかった。(当たり前だ!)でも賭けには勝ったぞ!よう子さんは手を放さず、優しくさすりだした。
「あーっ、よ、よう子さんっ。気持ちイイよぉ!」大袈裟に喜んでみせる。どうか止めないで欲しい。
「テッチャン…感じてくれてるんだ…アタシなんかで…」
…俺はこの人、神だと思った。が、このままお手手でサスサスされてるまんまじゃ神様に申し訳が立たない。
「ズルいよ、俺だってよう子さんを感じさせたいよ」…何がズルいんだか?ったく。もう一人の冷静な自分にツッコまれながら俺はよう子さんのズボンのホックを外し、中へ手を入れた。直接、粘膜へ指を触れる。
「アァァァーッ!」…この反応…しかも大洪水やんけ。(俺は関西人ではない)
しめた!と思った。そして考えるよりも先に身体が動いた。俺はよう子さんのズボンとパンティを一気に足元まで下ろしたのだ。
「えっ!?何」
よう子さんの質問に答える意味はない。すかさず態勢を元に戻し、指で膣口をこねる。
「ァァァンンンッ」数秒間、もてあそんですぐ、俺は挿入に望んだ。
「ヒッ!」
一瞬、よう子さんは腰を引く素振りを見せたが、ガッチリ抑え込まれて逃場はない。すぐに力を抜いた。ヌプリ…と入っていく。
「フゥゥゥ…」
よう子さんの口からため息とも喘ぎとも取れる声が漏れた。…後から考えてこの早い挿入は大英断だったと思う。長く愛撫してるウチに乾いてきちゃった…なんて事もあったし(俺がヘタなだけか?)こちらのモノもフルボッキの状態をいつまで保てるか、心許なかったからだ。歳は取りたくないものだ…(涙)。
「あ~!よう子さんの…スゴく気持ち良いよお!」
簡単に入ってしまったぐらいだから、そんなに締まりが良いワケではないけど、嘘じゃない。気持ちイイ!
「ハァ…ハァ…ハァ…ウゥ…アァッ…」よう子さんの荒い息遣いと喘ぎ声を聞きながら俺は腰を動かし続けた。
(このままずっとこうしていたい)
だが、願いは早くも崩れさる。5、6年ぶりは嘘としても久々だったのは間違いない。元々が早漏気味な上に、だ。
「俺、もう…」
「テッチャン…中に…出していいよ…」またしても神かと思った。チラリと不安もよぎったが、もうピストンの加速は止まらなかった。
事が終わった後も、そのまま後ろから抱きついていた。顔を合わせるのが、なんとなく…。出す物を出した途端に、すっかり往生際が悪くなって、俺はつぶやいた。
「ごめん」
「な~んで謝るのぉ、いいよ。…それにアタシもテッチャンとこうなっちゃうの考えてたし…」
…みたび、神かと思った。
「だけどね。」
だけど…なんだ…?俺はゴクッと唾を飲み込んで話を聞いた。
「こうなる前の段階からも想像してたんだよ。ちょっとお酒ぐらい入れてさ、こんな場所じゃないとこで、ね。」
「…」
俺は黙って自分のズボンをはき直し、よう子さんのズボンも上げてあげた。よう子さんはクルっと向き直って俺を上目遣いで見てニッコリと笑ってくれた。
(くっ…結構、可愛いな…)
デカいオッパイに欲情していた事を差し引いても、この人と話すのは楽しかったし、何よりもスッキリしちゃった後でも良い雰囲気だし、一緒に歩いて恥ずかしいような容姿ではないよな…。元の性能に戻った俺の頭はグズグズと考える。
「次のシフト、よう子さんと俺の休み、合わせちゃおっか?」
「え、なんで?」
俺は目一杯、二枚目のフリをして言った。
「平日休みなら時間気にしないでお茶とか映画観たりとかできるでしょ?俺とデートして下さい。」
…しばし沈黙して見つめあっていたら、よう子さんの目から涙の粒が落ちた。
「嬉しい…」
綺麗な涙だ。だが、ちょっと待て。そんなマジなもんでもないってば!
(ひょっとしたら地雷を踏んだかな…) (いや、しかしこの先、この身体を自由にできるんだぞ!)
明日からどうなるのか…複雑な予感が脳裏に広がって行くのを感じながらも、俺は微笑みつつ言った。
「じゃ、着替えて帰りましょっか。」
(完)
※元投稿はこちら >>