孝之と恵梨は、その後も関係を続けていた。
平日の昼下がり、二人はお互いを求めあった。
回数を重ねるにつれお互いに情が沸いてくるのは当然だった。
しかし、仕事先で知れたらお互いに大変な事はわかっていた。
お互いに不自然にならないように気を付けながら会話をしていた。
あるときに恵梨は、帰りに同級生の憲子と話をしていた。
憲子は、髪は長くスレンダーながら胸もあり、美人だ。
最近ある仕事で景気が良いのだとか。
世間話に夢中になってる脇を孝之が「お疲れ様です!」と何事もなく通りすぎた。
「お疲れ様」と恵梨が告げる。
自然に孝之の姿をおってしまう恵梨をみた憲子
「可愛いね?彼氏?」と聞くと「そんな!年が違いすぎるわ!」と否定する恵梨。
「だったら私に紹介して!ねっ!」と憲子は恵梨に話す。
「駄目よ!若い子をタブらかすなんて!」と必死な姿に憲子は何かを予感していた。
恵梨と別れて車に乗ると憲子は「彼ならかなりいいわね」とほくそ笑んだ。
それからも、恵梨の所によく現れるようになりだした。
そんなを…その日は恵梨は休みだと言うことは聞いていた憲子は、スーパーに来ていた。
孝之が帰る頃に…
孝之は、何時ものように仕事を終えて、外に出たら雷雨だった。
少し待ったが、やむ気配がない。
取り敢えず自転車置き場に向かい自転車に乗ろうとした時、一人の女性が声を掛けてきた。
「孝之君?」
振り返ると、恵梨の友人の憲子が居た。
「恵梨さんの友達の…」孝之が告げると「そうよ…凄い雨ね?止まないから乗っけてってあげるよ?」
遠慮した孝之だったが、勧める憲子の好意をむげにするのも悪いと思い、憲子の車に乗った。
「すいません…」と申し訳なく話す孝之に「いいのよ!」と車を走らせる。
住んでる場所を告げて走り始める。
しばらくし、信号待ちで憲子が慌て出す。「忘れ物しちゃったぁ!寄り道していいかな?」と憲子が話し、孝之も予定があるわけでは無いのであいいと話すと「ごめんね…」といいながら車は別方向に走り出した。
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