男がようやく起きてきたのは、午前9時をまわった頃でした。
「シャワーを浴びてくる」
と言うと、そのまま全裸で浴室へとむかいました。
私はホッと胸を撫で下ろし、浴室へ入る筋肉隆々のたくましい男の後姿を見送りました。
それからしばらくすると、束の間の静寂を破るように、けたたましく電話のベルが鳴りました。
(まさか夫からの電話では・・・)
恐る恐る受話器をとると、電話の向こうから聞こえてきたのは、主人ではなく高校時代からの親友の声でした。
話の主旨は、来月予定している同窓会(順番で2人が幹事でした)の件でしたが、そのうち、キッチンの椅子に座り込み、
いつものように取り留めのない話になって盛り上がっていました。
きっと、それは朝から続いた緊張がほぐれたほんの一瞬の安心感がさせた行為だったと思います。
男の存在を忘れて、つい話に夢中になってしまいました。
すると突然、背後から太い腕が巻きついてきました。
(いけない、出てきたんだわ・・・)
しかし、気が付いた時にはすでに遅し、私はがっちりと後ろから抱きつかれ、男の手はTシャツの上から、ノーブラの乳房を揉み始めたのです。
私は人差し指を口にあて、もう片方の手で男の手を払いのけようとしました。
しかし男は
「そのまま話を続けろ」
と私の耳元で囁くと、すばやくTシャツの裾を捲り上げ直に乳首を指で挟みながら、両方の乳房にねっとりとした愛撫を続けたのです。
受話器から聞こえる友人の声とそれに相反するような男の乳房への執拗な愛撫、その両方を受け止めざるを得ない状況の中で、
私は異様な興奮に包まれ、再び官能の炎に火がついたのでした。
いつしか私のTシャツは剥ぎ取られた上、パンティまでもがずり下げられ、前に回りこんだ男によって足を大きく広げられていました。
男はニヤニヤといやらしい目つきで、私の顔とオマンコを交互に見つめています。
私の顔は真っ赤に火照り、もうそれだけで、愛液がよだれのように滲み出てくるのを感じました。
「なんていやらしい恰好をしているんだ・・・」
男は呟きました。
間もなく私の下半身は男の顔ですっぽりとふさがれ、その舌が愛液が溢れ始めたオマンコを卑猥な音をたてながらなめまわし始めたのです。
私は、受話器を持つ反対の手で、上から男の頭を押さえ込み、何とかその刺激から逃れようと抵抗しました。
しかし、私の性感帯を熟知したそのざらついた舌は、確実に私のクリトリスをとらえてしまったのです。
(イヤ・・・ダメヨ・・・声が出ちゃう・・・)
「アア・・・」
オマンコからどっと愛液が溢れ出すと同時に、耐え切れず、私の口からは、微かな喘ぎ声が漏れてしまいました。
もう、私の耳には友人の声は全く入ってきませんでした。
下半身から突き上げてくる官能の嵐はもう止められません。
「ごめん、お客さんがきたみたい・・・」
と友人に対してかろうじてついた嘘、それがその時の私にできる精一杯の抵抗でした。
友人からの電話をかろうじてきった後から、男と私の獣のようなセックスは、まるで昨夜の再現のように途中、食事を挟んで続いたのでした。
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