いつ、電車を降りたのか、はっきりと覚えていません。
気が付くと、私は、男の肩にもたれかかり、男に抱かれながら、どこかの街をさまよい歩いていました。
ローターは依然として私のオマンコにおさまっていましたが、スイッチは切られていました。
今2人で歩いている細い路地の両脇には、小さな飲み屋が所狭しと並んでいます。
時間が早いからでしょうか、あいている店は1つもありません。
男は、やがて1軒の店の前で足を止め、店先の呼び鈴を押しました。
しばらくすると、カーテンがあき、年齢にして60歳くらいの太った女性が顔を出しました。
「よう、姐さん」
男は親しげに、その女性に声をかけました。
「また、あんたかい。」
女性は面倒くさそうに、入り口のサッシを開けました。
「また世話になりたいんだ。上空いているんだろう?頼むよ。」
と言うと、男はポケットから1万円札1枚をとりだして、その女性につかませました。
「ああいいけど、2時間だけだよ。今日は早番で昼過ぎには女の子が立つ予定なんだから。それから後片付けはちゃんとしておくれよ。」
「わかったよ。いつもありがとよ。」
そう言うと、男は私の手を引いて、店の中に入りました。
私は、状況が全くつかめないまま、男に従いました。
女性の厳しい、まるでチェックするような視線が私の身体にむけられました。
「また、どこでこんな男にひっかかったんだい。可愛そうに、ほどほどにおよしよ・・・」
背後からかけられた女性の言葉が私の心に虚しく響きました。
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