「腹がへった。何か食わせてくれ。」
男は、私の乳房をもてあそびながら、そうつぶやきました。
私は、下半身にジーンと残る疼きの余韻にそのままひたっていたい気持ちを抑えながら、浴室へとむかいました。
洗面所には、あの獣のような交わりの前に脱ぎさった衣服が、そのままの状態で置かれていました。
(もう以前の私には戻れないかもしれない・・・)
一瞬、そんな思いが頭を過ぎりました。
シャワーを浴びた私は、パンティに、ブラウスだけの姿でキッチンにたちました。
ブラはつけませんでした、もちろんスカートも。
どうせあの男は、また私の肉体を求めてくるんだから・・・。
案の定、しばらくしてシャワーから出た男は、キッチンに立つ私の背後から近づき、身体を密着させると、私のお尻に手を添えました。
そして、もう一方の手はいとも簡単に、ブラウスの隙間から入り込んで、乳房をもみ始めたのです。
「めっきり艶っぽくなりやがって。我慢できないぜ。」
そう耳元でつぶやいた瞬間、お尻をなでまわしていた手は、パンティの間から滑り込んで、再び、あの2本の指が私の敏感な肉襞を割って入り込みました。
「だめ、やめて・・・そんなことされたら食事つくれない・・・」
「何言っていやがる、オマンコ、濡れ濡れにしているくせに。」
悔しいけど、男の言葉は事実でした。
すでに私は、男に触れられるだけで、無条件に反応してしまう、そんな身体になっていたんです。
いつのまにか、パンティは脱がされ私は、流しの淵を握り締めながら、男の指の動きに翻弄されていました。
「アア・・・アアア・・・」
私の声のトーンは高くなり、オマンコから流れ出る淫らな蜜は、キッチンの床を汚しました。
しかし、あと一歩で絶頂へ達しようとした瞬間、私を欺くかのように、男は指を抜いたのです。
そして男は何事もなかったかのように冷たく言いました。
「はやく、飯をつくれ!」
そっけなく指が抜かれた後からも、私の愛液は太ももを伝って流れ落ちてきます。
(イヤ、いかせて!)
私は心の中でそう叫ぶと同時に、男の冷たい仕打ちを恨みました。
男はまさに私の心と肉体をオモチャのように弄ぶ悪魔なのです。
自分の前で、身悶え、喘ぎ、悦びの声をあげる人妻の淫らな姿をみて、愉しんでいる悪魔です。
キッチンのテーブルに腰掛けた男のいやらしい視線を背中に感じながら、
私は努めて冷静さを取り戻したふりをして、食事の仕度を再開したのでした。
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