『80』
典夫は、勢いよくストッキングとパンティを足から脱がした。
「・・・」
もちろん、この反応は典夫のものだ。
少しでも隠そうと、幸子は内股で足を閉じている。
だが陰部はかろうじて隠せても、その上に密集する陰毛は隠しきれなかった。
どちらかといえば、毛深い方かもしれない。
逆三角形に生い茂り、黒々とした陰毛は大人の女の証だろう。
残るは、この足をこじ開けるだけ。
典夫は幸子の両膝を掴むと、強引に開こうとした。
幸子の体力は、もう残っていない。
抵抗もままならず、幸子の両足は大きく開かれた。
「・・・」
典夫は、じっと見つめたまま動かなかった。
まずは肉ビラ、分厚くてやや黒みがかっている。
膣壁は、濃厚なピンクといえばいいのだろうか。
やはり、どちらかといえば黒みがかっていた。
更にその上部には小さな突起物、クリトリスがはっきりと見えている。
典夫は、そのあまりの生々しさに言葉を失ったのだった。
しかし、それは嫌悪感からくるものではなかった。
もしも綺麗なピンク色だったら、違和感を感じてしまうだろう。
三十八歳という年齢を考えれば、もっと黒々としていてもおかしくはない。
乳頭もそうだった様に形、色ともに幸子のイメージを全く崩していなかった。
むしろ、それ以上に淫隈さを増しているのだから不思議だ。
「・・・すっ、すげぇ。これが、幸子の・・・」
ようやく口が開いても、まだ衝撃から言葉が出なかった。
(・・・)
幸子は、何も考えれられなかった。
こんな男に陰部を見られたのだ、これほど恥辱的な事は無い。
一方、西尾の角度からは確認出来なかった。
(くそ!ここから見えないじゃないか!どんなマンコなんだ!?)
おこぼれを頂戴する、その為には典夫の言う事を聞くしかないのだ。
その典夫は、ゆっくりと体の重心を落としていった。
また典夫の淫攻が始まる、西尾は再び目を凝らして注目した。
幸子の陰部に顔を近付けていく典夫。
目と鼻の先に幸子の陰部があり、更に迫力が増す。
すると、そこからはムッとした熱気を感じた。
季節は真夏、それぐらいは当然だろう。
ましてや、何度も抵抗を繰り返していたのだ。
温度と抵抗により、幸子の身体は汗ばんでいた。
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