『33』
引っ張られていた髪はようやく解放されたがホッとしたのも束の間だった。
髪を離すと、すぐさま小倉の手は次を狙っていた。
片方の腕は腰に廻して拘束している。
小倉はもう一方の腕も幸子の身体の後部へ廻した。
そして、その手は極上の肉付きであろう尻へ狙いを定めた。
幸子は次々に襲ってくる小倉の行為に対応できなかった。
気付いた時には遅かった。
一瞬、臀部に激痛が走り幸子はそれを確認した。
小倉の手は確実に尻肉を鷲掴みにしていたのだ。
スカートの上からではあるが親指は幸子の尻穴へギュッと食い込まれ片尻が鷲掴みにされていた。
「いやっ!」
身体を揺さぶり振りほどこうとするが小倉はがっしりと掴み、離さなかった。
スカートの上でもどんどん指が食い込んでいき尻肉のボリューム感を堪能できる。
小倉はゆっくりと力を抜くと再び指に力を入れ、揉みしだきはじめた。
小倉のその手はおぞましく完全に幸子を人としては見ずに自分の玩具として扱うような感触だった。
「幸子、少し脂肪が付きすぎじゃないか?!まるでメス豚だな!」
異常なまでに興奮しているにも関わらず幸子への恥辱を続けた。
幸子は必死の抵抗も虚しく、ただただ体力だけが奪われていき、幸子の片腕は小倉が拘束しているせいで自由が利かなかった。
だが、もう一方の腕は小倉が尻を揉みしだくのに夢中になっている為、どうにか動かす事が出来た。
幸子は残った力で強烈な一発をおみまいしようと振りかぶり、小倉の頬を目掛けて打ち込んだ。
しかし、狙いすました一撃は頬に当たる寸前で手首を掴まれてしまい、届く事はなかった。
「やはりじゃじゃ馬はこうでなきゃな。お前の考える事はお見通しなんだよ」
力を振り絞った一撃も通用せず万策尽きた幸子は途端に身体の力が抜けてしまった。
これ以上の抵抗は無駄だという絶望感が襲っていたからだ。
小倉も幸子の変化に気付いたようだ。
「ようやく観念したか。全く、手こずらせやがって」
そんな事を言いながらも小倉の心中は今まで以上に落ち着きがなかった。
(まさかここまでとはな・・・)
小倉は改めて幸子の身体を見回した。
抑制力も限界に達したか、いよいよ本気で犯そうとした。
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