そんな俺を見てニコッと笑うと風呂に湯を入れに行った。知美が風呂から出た途端部屋のチャイムが鳴った。
知美が出前用の小窓からランチと生ビールを持って来た。
『アルコールはヤバいよ』と言うと『じゃお茶取るね。冷たいのでいい?ここ、お茶とミネラルウォーターは無料なんだ。』と缶の緑茶とコップを持って来て注いでくれた。ランチは和風ハンバーグだった。
知美はビール(知美曰わく発泡酒らしい)をジョッキの半分くらいまで一気に飲んだ。『なんだか緊張して喉がカラカラだったんだ!』とハンバーグをつつきながらビールを飲んでいた。俺の分のビールも飲みたいとジョッキに被せてあるラップを外して『私ご飯は要らないから、良かったら食べて下さい。箸は着けてませんから綺麗ですよ!』と言った。
緊張していた俺は『いや緊張してお腹空かないよ。』と本音を言うと知美は『なんで緊張してるんですか?』と意地悪く聞いてくる。
俺『正直言って知美ちゃんみたいな可愛い子と…』と語尾を濁すと、笑いながら知美は『私だって緊張してますよ!だから普段飲まないアルコールを飲んでるんです』と言ってくれた。俺もやっと緊張がほぐれてきた。ランチをそこそこに切り上げ俺が『風呂の湯を見てくるね』と風呂を見に行くと、お湯は既に止まっていた。
『お湯入ったよ!どうする?』と知美に聞くと『じゃ先に入って下さいよ』と知美が答えた。
俺はスーツを脱ぎ出すと知美はハンガーを持って、順に掛けてくれた。知美の顔は少し赤くなっていてパッチリしている目が少しトロ~んとしていた。
とりあえず風呂に入ってシャワーを軽く浴びて湯船に浸かった。
(話より口封じか…。後輩に悪いが据え膳喰わぬは男の恥だから、ごめんよ)と思っていると浴室のドアが開いた。
一糸まとわぬ知美がさっと湯船に入り俺に背を向けるように足の間に浸かった。
知美『酔っちゃった!○○さん、約束と言うかお願いがあるの。守って欲しいことがあるの』
俺『今日までの事は誰にも話さないよ。』
知美『それとは別にあるんだ』
俺『何?』
知美『主人には絶対にバレたくないから、痕が残ること止めてほしいのと、キスは出来ないの。ごめんなさい。あとは必ずゴムを着けて下さい』 俺『彼氏や他の男ともキスしないの?』
知美『主人と彼だけしかしてないよ…』
俺『俺はその他諸々なんだ』
知美『ごめんなさい』
俺は後ろから知美の胸に両手を回した。
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