そう言いながらも、藤沢は落ち込んでる様子はなかった。
俺『で、許してやったのか?それとも?』
藤沢『まあ次回は離婚ってことで許してやりましたよ。それに…』
俺『それにって?何だよ変な笑いしながら』
藤沢『バカ嫁がしばらくエッチ出来ない体にされて、抱くことも出来ないから嫁公認で浮気してるからですよ』
俺『嫁公認?!』
藤沢『はい。嫁さんの体が治るまでと言う条件ですが』
俺『へぇ~。で相手は?』
藤沢『ちょっと上の人妻ですよ』
俺『どこで知り合ったんだよ!』
藤沢『仕事中にナンパです』
俺『仕事中に?良くやるなぁ』
藤沢『先輩は空き時間何してたんすか?』
俺『ネットカフェかショッピングセンターの駐車場で昼寝だよ』
藤沢『女は?』
俺『うちは金無いから無理だよ』
藤沢『本当ですか?』
俺『本当だよ!』
藤沢『嘘くさいなぁ』
俺『じゃ今も続いてるのか?』
藤沢『実は次の仕事先が遠くて引っ越すんで、明日最後なんです。もし良かったら先輩が後遊んでやってもらえませんか?』
俺『お前の弟になれと?断るかも知れん』
藤沢『それが旦那とセックスレスらしくて、中出ししまくってたから妊娠しちゃいまして、明日堕ろす相談を兼ねて中出ししまくります』
俺『旦那にバレてないのか?』
藤沢『旦那も浮気してるみたいで全く嫁さんはノーマークらしいです。 堕ろしても、中出しされたら愛されてると思うメンヘラっぽい女ですが、何でも言う事を聞く便利な女ですよ。』
俺『何か怖いな』
藤沢『俺の言うことは聞くし、引っ越ししたら先輩に女の写メや動画を渡しますから、それを見せれば大丈夫ですよ』
俺『まぁあてにしないで待ってるよ』
藤沢『約束は守りますよ』
俺『で、どこに引っ越すんだ?』
藤沢『実は中国地方です。友達が用意してくれた場所なので、詳しくわかってないんですよ。引越が落ち着いたら連絡しますから』
その後しばし談笑したあとお開きになってタクシーで帰宅した。
藤沢は、本当にお人好しだなぁ。知美も付いて行くから、その人妻と出来たらなぁとちょっとワクワクしていた。
それからまた3週間経過した頃、会社に藤沢から本当に小さな宅配便が届いた。住所は東京で中国地方ではなかった。
開けるとUSBだけが入っていた。女の連絡先もこの中か?とりあえずネカフェに行く段取りをした。
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