相手「待ち合わせ場所には来てもらえれば、離れた所から彼女が見て判断ですがよろしいですか」俺『構いません』
相手「彼女がOKな場合ホテル代は全額ご負担願います。あとキス・生フェラ・生挿入はNGです守れますか?」
俺『守ります。』
相手「では当日に」でメールが終わった。
翌日の昼まで書き込みが残っていたが、さっき見た時には募集終了の表示で書き込みは見れなくなっていた。スワップ希望者が居たんだろうなと半ば諦めていた。
諦めていたから、すっかり忘れていた。たまたま午前中にイ●ン近くの取引先に行った帰り、フードコートでランチをしようと駐車場に車を入れた時、思い出した。
まだ時間があったので、とりあえず昼食を済ませた。待ち合わせのコーヒーショップを見渡せる場所は吹き抜けの二階しかない。きっと女はここに立つはずだ!とってもその女を見てみたくなった。そうこうしている内に待ち合わせの時間が近くなった。
コーヒーショップでコーヒーを買い、ショップ外のベンチに座りながら、メールを待った。
約束の時間の5分前にメールがあった。
相手「スワップ希望の方が来る予定でしたが、まだ来ていません。今ベンチに座ってるスーツの方ですか?」
俺『はい。そうです』
俺は二階を見てみた。しかし誰も見て居なかった。
相手「彼女がチェックしますから、キョロキョロせずにそのままで居て下さい」
俺『わかりました。』
そして二分ほどすると
相手「申し訳ありません。スワップ希望者が来られました。今日は本当にすみません。次回また応募してみて下さい」と一方的に終わらされた。
あ~あガセかよ!やっぱりな!と思ってコーヒーを飲み干し屋上の駐車場に向かった。
屋上にエレベーターが到着してドアが開いた時に2組のカップルがよそよそしく挨拶をしていた。《これが、あの投稿者?》とピンときた。
35歳にしては老けた奴の横には20そこそこに見えるミニスカートの女性…。《えっ!》目か合って驚いた。4ヶ月前に結婚した後輩の新妻だ!披露宴にも出たし、会社のバーベキューにも来てたから間違いなかった。俺があたふたしてしまい車に戻った。
《マジ!幼なじみで遠距離恋愛でやっと結ばれたのに!》不思議でいっぱいだった。
その日会社に戻って後輩の顔を見ても何も言えなかった。後輩は「先輩顔が怖いですよ!奥さんに浮気でもバレたんですか?」と脳天気な冗談で俺を元気づけようとした。
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