雑談の途中、知美は湯船に湯を入れに行き戻ると『うちの人が浮気してるのが悔しくて…』とつぶやいた。
俺『悔しくて仕返ししてるの?』
知美『違うわ。浮気相手から取り戻したいから、もっとエッチが上手くなりたいの』
俺『じゃあ俺は本意じゃないね?』
知美『そうなるかも…口止めで前回だけのつもりだったから』
俺『上手くなりたいから彼氏作ったの?』
知美『偶然だよ』
俺『偶然って?どこで知り合ったの?元々知り合い?』
知美『あの人の浮気を確信した時にテレクラで知り合ったの』
俺『確信って?』
知美『結婚して2カ月目に大口の取引のプレゼンで2泊3日で出張があったんです。知ってますよね?』
俺『あ~!あの大口契約を取った時ね!あれのおかげで臨時ボーナスが出たんだよ!ありがとうってみんな感謝してるよ!その時に確信?』
知美『私、列車を聞いていたから驚かそうと駅で隠れて待ってたの』
俺『へぇ~。可愛いことするね』
知美『私も契約おめでとうって言いたかったし、寂しかったから』
俺『で、それからどうなったの?』
知美『列車が着いたらあの人が乗った車両のホームに清水さんが立ったの。そして主人が降りるなり抱きついて愛してるって…』
俺《会社の命令で清水さんが迎えに行ったのは知ってるが…》
知美は続けて『私は信じられなくて、駅をすぐに出たの。駅を出ると涙が止まらなくて歩いていると、ポケットティッシュを渡されたの。駅の迎えのデパートのトイレで泣いていると、あの人から電話があったけど、きっと清水さんと会ってるから遅くなるって言われたら嫌だから、出なかったの』
俺『で、どうしたの?』
知美『もらったティッシュで涙を拭いた時にテレクラの広告が入っていたの』
俺『で、電話したんだね?』
知美『うん。普段ならそんなことは絶対にしないけど…』
以下は知美の告白だ。
話ながら知美は涙を流していた。
知美がテレクラに掛けると呼び出し音が鳴る前に男が出た。
その時も涙を流しながら『もしもし』と知美が応えると、男は『どうしたの?何か大変みたいだね?電話より会って話を聞いてあげるよ』と男の提案通りに行動したらしい。
デパート前で待ち合わせすると男は『色々大変な事があったみたいだね?ここじゃ目立つからカラオケにでも行きましょう』と肩を抱いてくれてカラオケボックスに入った
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