「クソッ!そう言うことだったのか!」
そこには、音楽教師の、松原が立っていた。
「おや、松原先生・・・」
しやれつとして、中川が言った。
「嫌!・・・見ないで!」
慌てて、珠巳は、中川から逃れようとした。だが、中川は珠巳の腰を掴み、離すまいとした。
「まあ、見てのとうりですよ・・・」
開き直りともとれる態度で、中川は言った。
「貴様ら、よくも、学校で、そんなことを・・・」
いきり立つ松原が言った。
「まあ、落ち着いて下さいよ、松原先生・・・」
中川が言った。
「松原先生も、稲田先生のことが好きだったんでしょ?ここで、騒いだりしたら、大変なことになりますよ・・・」
「う、うう・・・」
怒りで目を見開き、真っ直ぐ珠巳を見つめる、松原の口から 、悔しさのせいか、怒りからか、呻き声が漏れた。
「お話ししますから、中に入ってくださいよ・・・」
中川に促されて、仕方なくという感じで、松原は、準備室に入ってきた。
「どうしてなんですか?!どうして、稲田先生が、こんなことを・・・」
訴える目で、珠巳を見つめ、松原は言った。いたたまれずに、珠巳は目をそらした。
「実はね、この女は、・・・中学生を二人も食った、淫乱・淫行教師なんですよ・・・」
ハハハ、と、笑い、中川は、わざと腰を揺さぶった。
「嘘だ!そんなこと!」
松原が言った。
「嘘じやありません!それじゃあ、聞いてご覧なさい」
「嘘ですよね!稲田先生・・・中川に、無理矢理やられてるんでしょう?」
すがるように、松原が言った。
「どうなんですか、稲田先生」
中川が、からかうように言うと、腰を突き上げ、乳房を揉みしだいた。
「ああ・・・本当です・・・松原先生」
観念した珠巳は言った。
「どうして?・・・」
「理由なんて、どうでもいいでしょう。やりたい盛りの男の子がいて、男に飢えて、欲求不満な熟女がいた。それで、十分でしょう」
中川が言った。
「貴様!」
「おっと!」
掴みかかろうとした松原に、中川は珠巳を盾にするように、身を庇った。
「騒いだら駄目だって、言ったでしょう・・・」
諭すように、中川が言った。
「あなたさえ、黙っていてくれたら、この女、抱かせてあげてもいいですよ・・・」
「ふざけるな!」
「何を言うんですか、中川先生!」
二人が叫んだのは、ほぼ同じだった。
「ふざけてはいませんよ・・・」
中川は話を続けた。
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