弱味を握られた女は、堕ちるしかないのか。今の珠巳が、まさにそれだつた。
放課後、中川の凌辱は続いていた。真相が露見し、隠すことがなくなってからは、むしろ憚ることなく、珠巳の身体を弄んだ。
スケッチだけでは飽きたらず、破廉恥な写真を撮られ、珠巳にオナニーを強要して、珠巳が絶頂に達する姿を、ビデオで撮影さえした。
二学期の終わりも近いその日も、珠巳は、中川に辱しめを受けていた。
「どうです、稲田先生・・・」
椅子に腰掛け、後ろから、珠巳を貫いて、中川が言った。両手は、乳房を揉み、オマンコを弄んでいた。
「ああ~ん!中川先生・・・」
そう喘ぎながら、珠巳は激しく、腰を使った。
中川に抱かれるのは、嫌悪以外のナニモノでもなかつた。だが、そうしないと破滅が待っている。いまだつて、半ば感じているふりをしながら、早く中川を逝かせ、終わらせようと、努めていた。
「すつかり、僕の身体に、馴染んだようですね・・・」
まんざらでもなさそうに、中川が言った。
「いいわ!中川先生!いいの!」
珠巳は、激しい喘ぎ声をあげる、だが、脳裏に浮かべているのは、卓治とのセツクスだった。相手が、中川だと、思っているうちは、珠巳は絶頂に達するこが出来なかった。そうなると、珠巳の蚯蚓を、中川は味わえなくなる、絶頂ない珠巳を、中川は許さなかつた。嫌な相手と、早く終わらせるためにも、珠巳が絶頂ためにも、卓治に抱かれる自分を想像するのが、一番効果的だった。
『伊藤君~!珠巳、もう、だめ~!』
心の中で、いつものように、珠巳は叫んだ。
『絶頂わ!絶頂ちや~う!』
幻の卓治に向けて叫んだ。その時だつた、準備室の扉が開いたのは・・・
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