「もう、いいですよ・・・」
中川が言った。珠巳は、その言葉で奉仕をやめた。
「今日は、このまましましょう」
いつもは、珠巳に尻を向けさせると、そのまま、突き刺してくるのに、今日は気分を変えたいらしい。
珠巳は、椅子に腰掛けた中川に、そのまま腰をおろした。
「ああ~!」
「いいですよ・・・稲田先生・・・」
中川が乳房に手をかけ、こねるように揉みし抱く、片手は尻にまわし、珠巳のアナルを刺激した。
「ああ~!中川先生・・・」
アナルへの愛撫に、珠巳はのけぞつた。
「おっと、しっかりつかまつて・・・」
驚いた中川が、珠巳の身体を支えた。珠巳も、両手で中川にしがみつく。アナルへの愛撫は、すぐ再開された。
「あっ!あっ!」
快感にかられたように、激しく腰を振り始めた。それに、中川は、アナルに指を差し入れた。
「ああ~ん!」
ぺニスと指の動きが合わさり、それが、ひときわ強い快感となって、珠巳を襲った。
「稲田先生、お尻の穴も、好きなんですか?・・・」
「ああ~、おつしやらないで、中川先生!・・・」
煽るような、からかうような、中川のなぶる言葉に、珠巳は否定した。これ以上、中川の相手には、なりたくなかったのだ。
「そのうち、此方もやらせてもらいますよ・・・」
そう言うと、中川も腰を使いだし、珠巳を、下から突き上げ始めた。
「ああ~!ああ~!」
珠巳の喘ぎ声が、部屋中にこだました。中川にしがみつき、目を閉じて、珠巳も激しく腰を振つた。
『ああ~!伊藤君!』
不意に、卓治の顔が浮かんだ。
『私、中川先生とセツクスしてるの・・・でも、あなたと違って、夢中になれない・・・』
それが、本当の気持ち、なんだと、珠巳は覚った。
『伊藤君!先生、あなたに抱かれたい!・・・』
卓治と抱き合う自分を、思い浮かべ、珠巳は昇りつめていつた。
「ううつ!・・・たまらん・・・」
蚯蚓に堪えきれず、中川が射精した。
『伊藤君!・・・伊藤君!』
卓治に逝かされた姿を思い浮かべ、珠巳は心の中で叫んでいた。
『伊藤君!・・・』
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