成雄は御礼にと地元の山で採れた松茸を持って来た。「義兄さん、こんな高価な物すみません」美沙子は喜び言った。
「山を持っておる友人からの貰い物じゃ。買った訳ではない」
美沙子は早速貰った松茸を焼き、夫の和成に言われたようにビールを用意した。リビングに焼き松茸の良い香りが漂い、美沙子は義兄にビールを注いだ。
昼間からの酒席に美沙子も付き合い2人して会話が弾んだ。
「実は美沙子さん、ちょっとこれを見て欲しいんだが」
「何です義兄さん」ほろ酔いでニッコリ微笑む美沙子…しかし次の瞬間!!表情が凍りついた。
ジップロックの透明の袋に入ったピンク色の布切れ…それは紛れもなく友哉が田舎に帰る日、美沙子が目の前で脱いで渡したパンティだった。
「…そ…それ」冷や汗がジワリと額を伝う。成雄は今までの気さくな口調から変わり、ジロリと美沙子を睨み付け「美沙子さんの下着らしいね」と言った。
酔いは冷め美沙子は義兄から視線を外し俯いた。
「最近友哉の成績が悪くてな、何をしているかと思ったらセンズリばかりしておる。夜に部屋に踏み込んでみたら、このパンティを匂っておったよ」成雄はビールを一口ゴクッとあおり美沙子を見つめた。(いい女だ。和成には勿体ない。今日は楽しませてもらう)
成雄は小刻みに震える美沙子をいたぶるように続けた。「友哉を詰問したら、美沙子さんアンタとの関係を全て白状しおったわ」甘い香水の香り、それは熟れた40間近の女体の香りだった。
「まさか20歳近く年の離れた高〇生に手を出すとわな美沙子さん」
「親戚同士で、よくセックス出来たものだな美沙子さん」
「受験を控えた大切な時にまさか女の身体を教えるとはな美沙子さん」
「す、すみません…」美沙子は震えながら謝った。勿論美沙子だけが悪い訳ではない。友哉のことを思い手淫を始めたのがきっかけであり、セックスに至ったのも友哉から半ば誘われた結果なのだ…
「と、友哉くんも、我慢出来なくて」美沙子が言った。
「何を言っとるッ!お前から誘ったクセに!」成雄が声を荒げた。
「これを見てみろ。友哉のスマホに保存されておったわ」
「アッ!!」
成雄のスマホには、友哉にセックスの喘ぎ声を聞かせたあの夜、キャミソールにランジェリー姿で撮られた美沙子が映っていた。(アアまさか…)
気絶しそうな絶望を美沙子は感じた。成雄はその美沙子の姿を見て、ニヤリと嘲笑った。
※元投稿はこちら >>