妻に変化はない
少なくとも俺自身は感じられない
それどころか、どこか落ち着きを増したようにさえ感じる
・・・さすがにそこまでいくと間抜けが過ぎるだろうか?
しかしまんざら勘違いとゆう事もないように思う
先週の休日などは、朝寝した俺に不満を言いながら約束のデパートまでの運転手をねだってきた
俺はいつもそうするように駐車場への順番待ちの列で妻を車から下ろし、二件目の商品を物色する妻と合流した
それから2時間以上をデパートのソファーで過ごし、満足顔の、けれどそれほど多くの物を買ったわけではない妻を待ち続けた
そうしている間などは、確かに見て何度も確認したあの妻の動画の方が嘘なのではないかと朧げに感じてしまう
大きな森林公園の遊歩道を徘徊しながら、俺はそんな意味のない記憶を何度も反芻していた
園内に入り、遊歩道を半ば近く行った先にそれはあった
この時間、こんな場所に来る人はいないだろう
トイレが目的なら園の入り口に大きなものがあるし、この公園自体が夜間のジョギングなどには不向きな暗さだ
立ち並ぶ木々の足元、生い茂る木々の中にそれはあった
屋根には丸太を並べたような意匠が施され、かと思えば壁面はコンクリートがむき出しとゆう歪な建物
その入り口は左右に分かれ、それぞれに特徴的なマークが描かれていた
外観については動画にはほとんど写り込んでいなかった・・・
しかしなぜか確信していた俺は、心臓の動悸が激しくなるのを感じながら近づいていった
足の裏の小石の音が耳につく
汗が滲み、のどが渇いた
扉のない入り口の前に立つ目隠しの壁が大きく見える
壁を避けると、建物の中から漏れる光がやけにまぶしく感じた
・・・しかし、そんな俺を嘲笑うかのように、建物の中は外の木々の葉すれの音すら聞こえない無音の空間だった
どれくらいそうしていたか、気がつくと少し肌寒さを感じながら立ち尽くしていた
目の前には動画の中と同じ光景が広がっていた
壁一面の白いタイルと、一列に並んだ小便器
水色のパーテーションで4つに区切られた個室は、その一番奥だけが洋式になっている
洗面台はしっかりとした台に取り付けられ、自動ではないが特徴的なカランがポールのように天井に向いて立っていた
そういえばココでも・・・
妻は、このカランで、男達の前で自慰をしていた
全裸のまま、赤いハイヒールと首輪だけの姿で洗面台に上げられていた
動画では直立しているポールのように見えたカランは、こうしてみると正面に付いている蛇口の部分が少し傾ながら飛び出ており、その形状も僅かではあるが手前に曲がっていた
・・・こんなモノを・・・
動画の中の妻は、このカランにまたがって立った
両足の膝を外側に曲げた不恰好なガニ股の姿勢で、両手を頭の後ろで組んで立っていた
ゆっくりと腰を下ろしていく妻
その光景を見ている男達の姿が、妻の背の鏡に写り込んでいた
1度目は右の尻肉あたりにあたり、2度目も少しズレていて、、、妻は何度か挑戦しながら、それでも手を使わないまま膣の穴にカランの先をあてがった
目を伏せ、息を深めに吐き、妻はさらに腰を下ろした
恐々とした動きで、不安げに眉をすぼめながら腰を下ろした
銀色のポールに膣の肉が絡みつき受け入れていく
ポールが半分ほど埋もれると、妻は一度腰を浮かせ、またゆっくりと腰を下ろした
また止まり、少し浮かせてから下ろす、また止まり浮かせて下ろす・・・
銀色のポールはそうする度に深く、妻の中に入っていった
「くぅぅぁぅ・・・」
そんな声を漏らすころ、苦痛か屈辱か、、、もしくは快楽に、妻の顔は歪んでいた
眉は八の字に垂れ下がり、眉間には深いシワが寄っている
もうガニ股などと表現できないほど腰を落とした姿勢は、まるでスクワット・・・いや、潰れたカエルのよう
そんな姿勢で、なおも腰を落としながら、顔は下唇を噛みながら唇を左右にいっぱいに開いていた
鏡に写る男達の顔は、全員が一様に絶句・・・驚愕といった風だったが、妻が立ち上がり、少し足の巾を開いて、今度は股間を覗き込み位置を確かめながら挿入する頃には軽蔑と興奮の笑みに変わっていた
足の巾を開いた妻の腰は、最初よりも深くポールを受け入れていた
どこからか声がかかり、妻は腰を上下に動かす
それを眺める男からはいつしか笑い声までが上がり始めていた
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