合宿の後の日々は実験や論文のチェックに追われた。
本当は心の奥底で期待してたA先生との???に期待してたけど。
夏休みも終わり、大学での講義も始まった。
A先生との些細な変化は実は始まっていたのだけど、僕がその事に気付いたのは、講義を受けてるときだった。
あの出来事は夢だったんじゃないかというぐらい何も変化がないように感じてたけど、ぼーっと講義してるA先生を見てると、最近よく手が触れるなと思った。
近い距離で実験してるので、そっちのほうに気が取られてたけど、割と先生の手が重なってくる。
一瞬のことでたまたまだと思ってが…
その日は先生の前で、論文の解説をする日だったので研究室でコーヒーを淹れるとカップを受け取る先生の手が重なってきた。
すぐに離れたが、先生が隣に座ったときにまた触れてきた先生の手を握った。
ギュっと握り返され、僕は先生を見たけど目を合わせてこなかった。
それから数日、手を数秒間握りあうことが普通になった。
A先生は一度もそのことを話題にせず、顔を見合わせるようなことはなかった。
そんなとき、いつもより握る手に力が篭り、時間が長いときがあった。
先生の手に汗をかいてるのが感じ、
「A先生?」
と声を掛けると、さっと手を引いてしまった。
僕も何もしなかったわけではなく、もっと先生の身体に触れようを手を伸ばすと、先生はその手を柔らかい両手で包みこんで
「ダメ」
はっきりそう言ったのに、僕の手を大きく柔らかな乳房に当てた。
ほんの一瞬のことだったけど、僕の手はぐっと先生の柔肌に指を食い込ませた。
A先生はそれ以上何も言わずに、僕から離れて、すれ違いさまにスッと盛り上がってたペニスを撫ぜていった。
この日はもう触りあったりはしなかったけど、内心期待でグツグツと煮えたぎってた。
この出来事があった週末には院試に受かった学生を呼ぶ親睦会がスケジュールされていた。
もちろん、A先生も僕も出席する予定だった。
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