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人妻熟女 官能小説

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6
投稿者:阿佐ヶ谷てるお
「妙子 (7)」

武本さんの車で連れて行かれたのは、山あいの、ひっそりとした温泉郷でした。
速く流れる川の音もにぎやかな古い旅館は、純和風で上品なたたずまいです。
この集まりへの参加が決まった後も、武本さんは一切その内容を教えてくれませんでした。当日になっても、まるで普通の慰安旅行か何かのように、特別なことは何も言ないんです。ここだけの話ですけどあたし、もしほんとにただのお食事と温泉を楽しむ会だったら少し期待外れというか、それだったらむしろ武本さんと二人きりの方が楽しいのに、なんて思い始めてしまいました。
旅館のロビーで、全員がそろいました。
全部で8人でした。女性はあたしの他に二人。一人は里香さんといって、30才ぐらいでしょうか、目元のぱっちりした美人で、小柄ながらグラマーです。もう一人は20代前半ぐらいの、レナさん。ほっそりしていて小麦色の肌が素敵です。
武本さん以外の男性陣――、一人は髪の毛の茶色な細面の若者・ジュン君で、レナさんの彼氏です。40才ぐらいの、背の高いたくましい男性がいて、剛志さんと名乗りました。そしてお腹の出た50代のおじさまがいて、社長さんと呼ばれています。最後に、ジュン君よりも若い、まだ高校生にしか見えない、大地君という男の子がいて、もうすぐ二十歳だということでした。
あたし以外はみなさん顔なじみです。武本さんがあたしをみなさんに紹介しました。紹介と言っても下の名前だけですけど。男性だけじゃなくて、女性二人も、あたしに興味津々で、それこそ頭のてっぺんから足の先までじっくりと眺められてるような気がしました。
「いやあ、素晴らしい、おきれいな方ですな」と社長さんが目を細めていいました。
里香さんが武本さんの腕をぽんと叩きました。
「隅に置けないわねえ。」
若い大地君が、あたしを眩しそうな目でそっと見ていました。
みなさん、とても気さくな方ばかりで、意外にもすぐに打ち解けました。
女性男性それぞれの部屋に落ち着いて浴衣に着替えると、まずはお風呂です。素敵な露天風呂で、おんな3人、くつろいでお話しをしました。あたしはもちろん、不倫相手と来ているわけですから、住まいや仕事の話しはしません。彼女たちも、温泉や旅行の話しばかりです。話しているうちに、里香さんもレナさんも、武本さんの具体的な身元は全く知らないらしいことがわかりました。やはり、何か秘密めいた会合のようです。とは言え、レナさんとジュン君は本当のカップルだし、里香さんは社長さんと以前同じ会社で一緒だったらしく、そこにインターネットを介してのつながりも絡んでくるようでした。
里香さん、照れてしまうくらい、あたしのからだをじっくりと見るんです。
「妙子さんて美人だし、肌きれいよね。素敵。いいなあ。」
そして、笑顔であたしの顔を覗き込み、ほっぺたを軽くつまむんです。
「すごーい、ぷるんぷるん。」
レナさんも飾りっけのない人柄です。
「あたしもこれからは色白をめざそうかなぁ」って、笑っています。
男性陣が待っている大部屋へ、あたし達が浴衣を着て入ってゆくと、拍手喝采で迎えられました。
「すごい! やはり浴衣はいいなあ。」
みなさんご満悦です。
典型的な温泉宿のお料理を食べることになったんですけど、あたし、部屋の隅にあるものを見つけて、どきっとしました。
以前、夜な夜なパソコンで見ていた画像にあったような椅子が、そこに堂々と置いてあったんです。歯医者さんか美容室で使われるような、リクライニングのできる、大きくて頑丈な安楽椅子です。銭湯にあるようなマッサージ・チェアとは違います。古風な和室には不釣り合いな、黒くて大きな椅子。アームもついてます。あたし、顔が赤くなったんじゃないかと、余計ドギマギしてしまいます。
そんな、すでに少し興奮し始めたあたしにお構いなく、お食事は始まりました。
そして――
メインのカニ料理が出た時までは、覚えてるんです。
あたしお酒はあまり強くないんですけど、「少しなら大丈夫」と武本さんや里香さんに上手に勧められ、慣れない日本酒を結構飲んじゃいました。
気づいた時には意識が朦朧として、みなさんの声が遠くから虚ろに響いていました。ご飯は全部終わって、お膳も下げられ、既に布団が敷かれています。なんだかふわふわといい気持ち。次第に頭の霧が晴れてきました。ふと、いつの間にか三脚が2組も立てられ、ビデオカメラが用意されているのに気付きました。畳の上には立派なカメラも。
「いやぁ、美しい、実に美しいですな、奥さんは。」
社長さんがあたしに向かって言っています。武本さん、あたしが人妻だってばらしちゃったようです。いえ、最初から言ってあったのかもしれません。
あたし、だらしなく武本さんに寄りかかって座っていました。武本さんの手が、あたしの胸元に伸びます。浴衣の上から、左のおっぱいを下から支えるように、そっと当てています。胸元がゆるんで、大きく開いていました。胸の谷間がほとんど全部見えちゃってるんです。直そうとするんですけど、からだに力が入りません。それを察してか武本さんが耳元で「いいじゃないですか、無礼講ですよ、今日は」とささやきます。ふとうつむくと、下半身もすっかり浴衣がはだけてしまっていて、片方の太ももが付け根近くまで出てしまっています。手で押さえようとすると、武本さんにそっと手首をつかまれました。
「妙子さん、すっごくきれいなのよ。全身が赤ちゃんの肌みたいなの。お風呂で見惚れちゃった」と、里香さんが甘ったるい声で言いました。
「そんなの、最初一目見た時にもうわかるよ」と今度はジュン君。あ――、ジュン君、レナさんの後ろから、レナさんの胸に、手を入れています。その手が、ずっと動いているんです。それに気がついたら、今度はレナさんの口が薄く開きっぱなしで、彼女が肩で息をしているのがわかりました。
大地君、お酒のせいでしょうか、顔が真っ赤です。あたしを、そしてレナさんの乳房を揉み続けるジュン君の手の辺りを、見つめています。
「大丈夫? 妙子さん」と武本さんが聞きます。「具合悪くなってないですか。」
「大丈夫です。――でも、酔っぱらっちゃった――」
我ながらろれつがまわってなくて驚きました。社長さんがあたしの顔を覗き込みます。
「美人は、酔っても美しい。うん、奥さんは日本の宝だな。」
剛志さんも、何度もうなずいてあたしを眺めています。
「いやあ、美人がさらに増えて、われわれは幸せ者ですね。」
ああ、武本さんの手、浴衣の上から、もうあたしのおっぱいをさわっています。ゆっくり、ゆっくりと、円を描くように、乳房を支えた手を動かします。おっぱいを持ちあげると、もうはだけた浴衣の襟もとから乳首がはみ出そうです。そしてゆったりと、下ろします。あたし、なんだか自分で思っている以上に大きなため息をついているみたい。
レナさんの浴衣の襟はもうすっかり広げられ、両方の肩と乳房がすっかり出ています。薄く可憐な、それでいてとてもやわらかそうな、おっぱい。ジュン君の指に挟まれた乳首が、手の動きに合わせて上下しています。レナさん、もう「はあ、はあ」と喘いでいます。里香さんがあたしの隣りに顔を寄せ、レナさんを見やって、あたしにささやきます。
「レナちゃん、いいわねぇ。」
その間も武本さんの手はあたしの胸を、揉み続けます。
あたしは、まるで夢の中にいるようで――
目の前で、ジュン君がレナさんを愛撫し、浴衣を脱がせてゆくのをぼんやりと見ています。ぼんやりと、しかし遠慮もせず、まっすぐ見ています。目が離せないんです。ああ、細くしなやかなからだ。若いっていいな。いえ、あたしは若い時もあんなに細くはなかったっけ。
社長さんや剛志さん、武本さん、そして恥ずかしそうな大地君の見ている前で、レナさんはすっかり裸にされてしまいました。
一同から称賛のため息が漏れます。真っ赤な顔をしてうつむいた大地君に里香さんが言います。
「いいのよ、見て。きれいでしょ、レナちゃんって。」
ジュン君はレナさんに、畳に両手を付かせ、最初から四つん這いにさせました。レナさん、まっすぐあたしに顔を向ける格好になりました。切ない眼差しで、こちらを見ます。浴衣をはだけたジュン君も、トランクスを急いで下ろします。
あ、すごい――
なんだか恥ずかしくてうつむくと、武本さんの手があたしの顎をやさしく持ち上げました。
「見てごらん。」
あたし、もうとっくに濡れている股間から、とろりと蜜が漏れるのを感じました。
ジュン君のおちんちん――浅黒い男根が、すっかりピンと起き上っています。ゆっくり鑑賞する間もなく、ジュン君はそれを犬のポーズで待っているレナさんにあてがいました。レナさんの顔が歪みます。うっとりとした、それでいて苦悶の表情。ビデオでしか見たことのないあの表情を浮かべ、レナさんが「ああっ」と大きな声を上げました。レナさんの小ぶりなお尻をつかみ、ジュン君が腰を突き入れたんです。
目の前で、挿入している―― セックスしてる。
あたし、気が遠くなりそうでした。そして――自分も――あたしもすぐにここで、みんなの見てる前でされるんだろうなって思うと、胸の鼓動が聞こえてきそうなぐらい高鳴って来たのです。気が付くと武本さんはもう堂々とあたしの浴衣の中に手を入れ、もう片方の手はあたしの太ももの付け根をさすっています。
ジュン君が腰を前後に振り始めました。そしてレナさんが子猫のような声で鳴きます。レナさんの小ぶりなおっぱいが、ぷるんぷるんと震えて、大地君、まるで大学の講義でも聴いているかのような真剣な眼差しでそれを見ています。剛志さんがその肩に手を置きました。
「大地君、君もオトコになる時が来たな。」
社長さんがあたしを振りかえりました。
「奥さん、この子、まだ女性を知らんのですわ。どうです、彼が童貞を捨てるのを手伝ってやってくれませんか。」
「――えっ――」
あたし、返す言葉がありません。すると里香さんが大地君の隣りにささっと動きました。
「あら、社長さん、約束が違うわ。大地君のチェリーはあたしに御馳走してくれるんじゃなかったのぉ?」
「――うん、まあ――」
「大地君、あたしじゃダメ?」
里香さんが大地君の腕にすがりついてふざけてみせると、大地君、今度こそ赤鬼のように真っ赤です。
「――ダメなんて、まさか――」
「――ね、妙子さん、いいでしょ? 他にもたくさんいるし、大地君若いから、またすぐできるようになるもん。ね? お願い、最初の一回はあたしに譲ってよぉ。あたし、もうずーっとチェリー君いただいてないんだもん――」
武本さんがささやきます。
「どう?」
「――ええ――」
「やった。ありがと。」
里香さん、大地君の前に座ります。
「ね、初体験はあたしでいい? 心配しなくても、妙子さんもあとでしてくれるからさ。」
「――あ、はい――、お、お願いします」
「見られるのが嫌だったら、隣りの部屋に移ってもいいからね。」
そう言うと、里香さん、大地君の股間に手を伸ばしました。
「あのね、みーんな大人だから、初めての時のこととか、全部わかってるの。何も恥ずかしいことなんかないんだよ。」
そうやさしく言い聞かせながら、里香さんの右手が大地君の下半身をまさぐっています。
「――あ、やーん、すごいじゃない、立派よぉ。」
そう言うと、大地君の前を、はだけさせました。四つん這いになったレナさんも、熱っぽい目でそちらを盗み見しています。ジュン君も動きを遅くして、大地君と里香さんの方を見ました。
大地君の下着が膨らんでいます。その幹の形を、里香さんの可愛らしい手が上下にさすり始めました。
「ほら、先っぽが、すっかり濡れちゃってるぞ」
悪戯っぽく、里香さんが目を細めます。
「あーん、もう、焦らしたいけど、お姉さん我慢できなくなって来ちゃった。」
隣りでレナさんが声を上げました。社長さんがビデオの角度を調整しています。きっと前から録画は始まっていたんです。そう言えば、1台はあたしと武本さんの方を向いているようでした。
里香さんが大地君のパンツを脱がせると、しなやかな肌色のものが、ぷるんと出てきました。先が半分ぐらい皮に隠れていて、その先端にはよだれがきらりと光っています。
「まあ素敵。まだ女を知らないおちんちんね。ね、最初はどうして欲しい?」
すっかりうろたえた大地君、言葉が出ません。
「じゃあ、まず口でしてもいいかしら。」
大地君、真っ赤な顔でうなずきます。あたし、急にうらやましくなってきちゃいました。あたしの処女を奪った最初の彼は、あたしが初めてじゃありませんでした。若い男の子の初体験の相手になる、ということの重みを突然理解して、あたしも一度ぐらい、何も知らない無垢な少年を男にして、何もかも教えてあげたいと思いました。
里香さんの指が、大地君のおちんちんをそっと握りました。
「――リラックスしてね。いつ出してもいいんだからね。すぐ出ちゃってもいいんだよ。」
ゆっくりと、里香さんの指が、大地君のおちんちんを根元に向けてしごきました。皮がむけて、かわいい亀頭が顔を出します。
――あれが、童貞の、おちんちん―― 女性の手に触られたのも、今が初めてなんだわ。
レナさんも一心不乱にそれを見ています。ジュン君も、レナさんの中に深くペニスを入れたまま、一休みしているみたいです。
何度かゆっくりと指が上下するうち、大地君のおちんちん、少しずつ大きくなってきたようです。
「――ほおら、どんどん大きくなってきた。すごーい。」
大地君、信じられないといった面持ちで、女性の指が絡まった自分の男根を見ています。
「――じゃあ、お姉さん、いただいちゃうね。妙子さん、お先に。」
里香さん、畳に両肘をつくと、顔を大地君のおちんちんに近づけ、先端をちろりと舌で舐めます。そして唇を当てると、すっぽりと亀頭を口に入れました。
「あ!」と大地君が呻きます。
里香さん、上目づかいにニッと笑うと、そのまま、おちんちんを深く咥えこみました。
大地君が目を固く閉じ、全身を緊張させます。里香さんの舌が、大地君のおちんちんの幹をねっとりとしゃぶっているのが、見ていてもわかります。
気持ちいい?と問うような視線で大地君の顔を見上げる里香さん。大地君は浴衣の裾を握り締め、答えられそうにありません。
このままじゃすぐにイッちゃいそう。
みんな夢中で見ています。
「――出していいんだよ、口の中に。遠慮しないで。」と、武本さんが声をかけました。里香さん、どのみち長持ちはしないと判断したんでしょうか、それが合図だったかのように、おちんちんに激しくピストン運動を加えます。――すごい、あんなに速く頭を前後させられるなんて。
大地君、歯を食いしばり、「――ああっ」と声を出しました。
まだ動きを止めない里香さんの唇の隙間から、白濁した液が数滴、あふれます。
あたしのようにむせそうになる気配も見せず、里香さんは余裕の表情で指の動きを減速しながら、丹念に先端を舐めはじめました。あ、残りは――どうしたのかしら。武本さんはあんなにたくさん出るのに――。
里香さんはティッシュに手を伸ばし、にっこり笑いました。
「ごちそうさま。おいしかったよ。」
あ、そうなんだ、飲んじゃったんです、里香さん。
「よかった?」
大地君、ぐったりしてます。そして、思い切り照れてます。それはそうですよね。
「――すっごく、きもちよかったです――。」
「よかった。――でも、これだとまだある半分は童貞ね。ちょっと休んだら、またすぐ大きくしてあげるからね。」
あたし、大地君の「初めて」を味わった里香さんがすっごくうらやましかったけど、彼女のことが好きになりました。とってもやさしいんです。こんな形で童貞を失うなんて異常だけど、あんなに美人で、上手で、やさしいおんなの人にしてもらって、大地君の初体験はいい思い出になるんじゃないかしら。
「よかったな!」
剛志さんが、また大地君の肩を叩きました。この二人、どんな関係なんだろう。まあ、知らなくていいことです。
社長さん、ビデオカメラを、さっきからつながったままのジュン君とレナさんに向けました。
「こちらの若い二人も、素敵だねえ。」
それを聞いてあたしの谷間がきゅんと疼くのと、レナさんが「あっ」と悶えるのが同時でした。
社長さんのカメラが二人の股間に寄って行きます。あたしからはよく見えないけれど、レナさんが鋭く反応し、ジュン君のおちんちんも太さを増したらしいことが見てとれます。
あ、武本さんがあたしの浴衣を大きく開き、あたしの上半身をすっかり露出してしまいました。みんなの視線が肌に吸いついて、あたし、身悶えしました。
「おお、素晴らしい、奥さん、なんと美しい。ほら、見てごらん、あのおっぱいを」
レナさんも、喘ぎながらあたしの上半身を見ています。
武本さんは背後から両手を回し、あたしの大きな乳房をわしづかみにして、ゆっくりと揉んでいます。――ああ、見てる、みんな――。
「素敵よね、妙子さん。――いいなぁ、あんなおっぱい、ほしいな、あたしも。」
里香さんが大地君にささやいています。大地君も夢中になって、中年男に胸を揉まれるあたしの姿に見いってます。
ああ、あたし、ほのかに残った酔いと、たった今目撃した、里香さんが大地君にプレゼントした初めてのフェラ、目の前で今もつながったままのジュン君とレナさんの姿が頭の中でぐるぐると入り乱れて――そして何よりも、みんなの前で上半身を裸に剥かれて露わになった乳房を揉まれていることに興奮して、ピンク色の雲の中に浮いているようで――恍惚とした温かい波に、全身が幾度となく洗われてゆくんです。
「座りましょうか、妙子さん。」
武本さんがささやくと、剛志さんが立ち上がりました。
「お手伝いしますよ。」
武本さんがあたしの脇の下に両腕を差し入れ、剛志さんがあたしの両脚を抱えて、小さな子どものようにふわりと持ち上げられました。そして、あの黒い大きな椅子へ。――ああ、いよいよなんです。あそこが、熱くなってきました。
「きれいよ、妙子さん、素敵なお顔。」
そう言いながら、里香さんがあたしの顔に一眼レフらしい立派なカメラを向けました。――カシャ、カシャ。
「いいなあ。切なげな、とろんとした顔。こーゆーのって、和風美人が一番似合うのよね。」
浅く腰かけるように椅子に下ろされました。武本さん、長くて赤いヒモを持っています。
あたし、この期に及んで「いや」とか「なにをするの」とか初心を装うのはやめようと心に決めていました。武本さんが耳元で言います。
「――大丈夫? 飲み過ぎてない?」
「――いえ――大丈夫です。――でも、――恥ずかしいの――」
剛志さんがあたしの両手首を合わせて縛ります。武本さん、あたしの背後に回り、はだけた浴衣の上から、赤いヒモをあたしの上半身に回しました。ヒモは思ったより柔らかいんです。そのヒモを、あたしの乳房の少し上で2周させると、今度は乳房の下側に2周。ぐっと武本さんが力を入れると、肌に、脂肪のつきすぎたあたしのからだに、縄が喰い込みます。でも、痛くはありません。そして胸の谷間のところを上下につながれました。あたしのもっちりしたからだに喰い込んだ縄の間から、おっぱいがぶるんととび出しています。ヒモで根元から縛られてへんな圧力がかかり、乳首がつんとふくらんでゆくのがわかります。
社長さんのカメラがその一部始終を撮影しています。里香さんのシャッター音も続いています。レナさん、喘ぎ声の合間に、あたしを見ようとしています。そのレナさんのお尻を両手でつかんで腰を前後に揺らすジュン君は、さっきからもうずっとあたしを注視していました。大地君もです。
あたし、ほとんど横倒しになっている背もたれに、仰向けに寝かされました。剛志さんがあたしの両腕を上に引っ張り、縛られた両手首をさらにヘッドレストに固定します。そして――
――ああ、そして――
武本さん、あたしの膝の裏あたりに赤いヒモを巻きました。その脚を持ちあげると、椅子のアームに、縛りつけます。――ああ、どうしよう――!
もう片方の太ももにもヒモが巻かれます。とうとう両脚が大きく、Mの字のように拡げられてしまいました。白いレースのパンティーがまる見えになっているはずです。そして、全く閉じられないように、しっかりと固定されてしまったのです。
あたし、思わず顔を伏せ、目を閉じました。あそこが――むずむずするんです。ほんとは―― ほんとは、今すぐに挿入されたいんです。あれだけのもを目の前で見せられて、すでにたっぷり焦らされて、もう待てないんです。
「目隠しをしようね。」
言うが早いが、武本さんにアイマスクをされました。
つながったジュン君とレナさんを見ていたいような気もします。でも、目隠しをされると、急にレナさんの喘ぐ声や、彼女のお尻をジュン君の腰が打ち続けるぱんぱんという音、里香さんのシャッター音、あたしを取り囲むおとこの人たちの息遣いや生唾を飲み込む音が、より近くより明瞭に聞こえて、あたし、からだが勝手に身悶えしちゃいます。
「うふ、こんな恥ずかしいかっこうで縛られて、感じちゃってるわね。」
ああ、里香さん、言わないで――
彼女の言うとおり、ほぼ全裸で縛られ、からだはそれを反射的に隠そうとするのに、腕は頭上で縛られて動かせません。大きく無理やり開かされた太ももの付け根では――パンティーが濡れているのがわかります。中央に大きなしみができて半透明になり、黒い茂みが透けてみんなに見られているに違いないんです。
「あっ!」
太もものつけねを熱くてやわらかいものがさわって、あたし、びくんと動きました。舌です。お湯で濡れたような、肉厚の舌が、パンティーのふちあたりをねっとりと舐めています。股間に熱い息がかかります。思わず仰け反ると、耳元で武本さんの声がしました。
「妙子さん、いいよ。すっごくきれいだ。」
そして手が――熱い手が、乳房を揉みます。太ももの付け根を舌で執拗に責めているのは多分剛志さん――。
「ああ、――ああん――」
レナさんの啼く声。荒い息遣いはジュン君だと思います。
「奥さん、素晴らしいな。奥さんのからだはまさに芸術品だ。」
社長さんの声です。
「ああ、いく、いきそう、――ああ、んんっ――、くふっ――、あっ――あああ!」
レナさんが叫び、――ぱん、ぱん、ぱん―― 音が激しく、速くなりました。
里香さんのカメラのシャッター音が真正面から聞こえます。――カシャ、カシャ。
ああ、お乳を、両手で揉まれてます。おおきく、まあるく、こねるように。
同時に、首筋に熱い舌が――
全部、熱く感じるんです。
「――あ、―――あ、あ、あ、あ、あ、あ――ああああ――!」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱんぱんぱんぱんぱん―――
「見て、ほら、大地君。レナちゃん、いきそうよ」
「――いい――い、いくぅ、いっちゃう、いっちゃうよ、い、い、いくぅぅぅ!」
息を飲む声。レナさんの声は消え、替わりにかすれた悲鳴のような小さな音、ぱんぱんという音が一段と激しくなり、途絶えました。
そして荒い息遣いが、二人分。
「いいですな。」
「お見事。」
「すごい、見て、この濡れよう――」
今度はあたしの股間から、剛志さんの声です。
ああん、恥ずかしい――
「おお、奥さん、えらく溢れてますな。里香さん、見てごらん、この蜜の量。」
「――こんなことさせられちゃ、そりゃあ濡れちゃうわよね。」
あ! 一瞬ひんやりした固いものが脚の付け根に触れました。じょき、と音がして、ぷつんとパンティーがゆるみます。ゴムを切られた下着に手がかかり、びりびりっ!と音をたてて、薄いパンティーが引き裂かれました。
「――はぁぁんっ――」
思わず大きな息が口から洩れてしまいました。
「――あら、感じちゃってるぅ。」
耳元で里香さんのいたずらっぽい声。
「奥さんにはパンティーなしで帰ってもらわないといけないね。」
耳たぶをやさしく口に含まれました。あたしの鼻息はもう嵐のよう。


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15/06/18 12:28 (N5VgSdPh)
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