「当店ではエステとマッサージを組合せなプログラムとなっています」
一ノ瀬かおりは受付にいた女性に小さな応接間でさっきから説明を聞いていた。
「マッサージって」かおりは友人から聞いた性感マッサージを思い出しながら聞いた。
「はい、最近流行しています足ツボか等総合的なマッサージを取り入れております」ニッコリ微笑む受付の女性と性感とはとても結び付かなかった。
「平日はお試しハーフコースも行っております。宜しければどうでしょうか?」
「エッええ。じゃあ」かおりは好奇心から少し冒険してみようと思った。(まあ日の高いうちから危ないこともないだろうし)かおりは受付の女性に連れられ、奥の部屋へ案内された。
狭い通路の片側にドアが4枚並んでいた。かおりは一番奥の部屋に入った。簡易のベッドに試着室並の更衣スペース、美容用品が壁の棚に並べてあった。
「当店ではオイルエステになっていますので、お洋服を脱いで頂きパンティだけでバスローブにお着替え下さい。ご用意出来ましたら壁の電話でお呼び下さい」受付の女性は言うと部屋から出ていった。
(小さな部屋)かおりは思いながら期待外れだったかなと思った。試着室のような更衣室スペースに入りブラウスのボタンを外した。淡い青色のブラウスに膝上丈のギャザースカート。大人しい服装だったが、かおりが持つ本来の上品さが清楚な人妻の雰囲気を漂わせていた。壁に描けてあるハンガーで脱いだブラウスを吊り、スカートのホックを外し脱いだ。
今日はグリーンの下着だった。かおりは背に手を回しブラのホックを外すと片手で両乳房を抱えてブラを抜き取った。
更衣スペースの壁に付けられた大きな鏡に自分の身体を映しチェックした。乳房の両脇を丁寧に見る。大きく柔らかな乳房は、時々ブラ紐のラインが付いてしまっていることがある。 (今日は大丈夫かな)かおりはバスローブを羽織った。膝上30センチの短いローブだった。
かおりは壁の電話から受話器を取り話した。「もしもし、あのご用意できました」
すぐに受付の女性が飲み物を持って部屋に戻ってきた。
「ベッドに仰向けになって下さい」
かおりにタオル地のブラケットを掛けると、「担当します。神代さやかです」と受付の女性が挨拶した。
「神代さんがやってくれるの?」
「ハイ、ご担当させて頂きます」神代は言うとかおりの横に椅子を持って来て座り、かおりの手を取った。
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