あれから1ヶ月…
エステルーム華から何も連絡は入らなかった。かおり自身も怖くて、あの店に訪ねることも、近くのスーパーマーケットにさえ行っていなかった。
スマホで店のホームページを探したが、すでに閉鎖されていた。
(ひょっとしてあの店閉店になったのかも)そう考えると、もう風俗のような行為も強要されなくなり、安心する反面、抑えようのない渇きを覚えていた。
高層マンションのベランダから街を見下ろす…かおりはゆっくりとスカートをたくし上げ下半身丸出しになった。(あの遠く離れたマンションから双眼鏡で覗かれていたら)そんな卑猥な妄想が止められなかった。パンティの端から指を入れクリトリスを刺激する…(ァアン気持ちいい)
かおりは夫とのセックスではもう満足出来ない身体になっていた。指の動きが早くなりかおりは絶頂した。
午後…かおりは思いきってエステルーム華に出掛けた。スーパーの駐車場に車を停め店の前を通った。(あっ違う)
店はカフェに変わっていた。恐る恐る中を覗くと、若い女性店員さんが見えカップル客で賑わっていた。(やっぱり閉店したんだわ)かおりは安心し、同時に身体の疼きをどうしようかと思いながら店を離れた。
園田圭吾はあれ以来蜜巨乳さんがスーパーに現れず半ば諦めていた。(店も暇だしちょっと一服)圭吾はいつものサボり場所にしている駐車場を見渡せる屋外に出るとしゃがみ、コンクリート製の塀の隙間から駐車場を見て一服した。
(あ!ミニクーパー!!)
圭吾は急いで駐車場に降り(倉庫を抜けていかないとこの場所からは駐車場に出られなかった)柱の陰からナンバープレートを確認した。1ヶ月前尾行した時と同じナンバーだった。圭吾はそのまま売り場主任に電話を掛け、腹が痛くなったから早退すると話した。不服そうに怒る主任の話も聞かず、圭吾は電話を切り柱の陰で待った。
(気を付けないと監視カメラに映るかも)そう思いながらも圭吾は待った。興奮から自然にアソコが勃起していた。スマホを取り出し、もう何十回と観たあの風俗店での蜜巨乳さんの痴態の動画をまた観た。
(帰って来た!)
駐車場に現れた蜜巨乳さんは、ピンク色のワンピース姿。(なんて美人なんだ)圭吾は緊張しながら近づき、なるべくさりげなさを装い声を掛けた。
「こんにちは」
見知らぬ男性に声を掛けられ、蜜巨乳さんが不安げに振り向いた。甘い香水の香りが漂ってきた。
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