第9話
「あ・・、あぁ・・。ああっ・・!!」
お互いの舌を貪りあいながら10分もすると、智子の口から徐々に喘ぎ声が漏れ始めた。智子はあまりの違いに驚いていた。夫との交わりでは決して得ることの出来なかった快感が、下半身から徐々に広がっていくのを感じていた。まるで焼けた鉄の棒を入れられたような肉棒の硬さは、夫では決して味わえなかった。何より、夫のものでは届かなかった子宮口をグイグイと押し上げられるほどの長さと太さ。智子は36歳にして初めてセックスが気持ちいいと感じていた。
「お・・、奥さん。もうだめだ。出そう・・。ゆっくり動くから、いいよね?」
そう問いかけてきた達也に、智子は無言のまま頷いた。その直後、智子の身体を気遣うように、ゆっくりとしたスライドが開始された。しかし射精が近付いていた達也はすぐにスピードを速め、グチャッ、ズボッっという淫猥な音がホテルの一室に響き始める。
「あんっ!あんっ!!あんっ!!やっ、だめっ!!い、いい・・。あっ!!あぁ~~~!!!」
「お、奥さん・・、奥さん!! うっ!!うおぉっ~~!!!」
達也が智子の胸乳に指を食い込ませながらそう叫んだかと思うと、智子はゴム越しにドクドクッと大量の精液が膣奥で発射されたことを感じ取った。薄いゴムが破れてしまうのではないかと、恐ろしくなるほど射精がなおも続けられている。
「あっ・・!?ま、まだ出てるの? す・・、すごい・・」
「お、奥さん・・。俺、こんな気持ちいい射精、生まれて初めてです・・。ありがとう・・」
「私もすごく良かったよ・・。ね、ねえ・・、達也くん・・。少し休憩したら、もう1回できそう・・?」
智子が潤んだ目で問いかけてくる。
「奥さんの身体だったら、何回でも出来ますよ。ちょっと待ってください。新しいゴムにしますから」
達也が智子の身体から名残惜しそうにゆっくりと離れ、コンドームを外したところで、画面を見ていた弘志はいったんビデオの再生をやめた。いつの間にか自分の股間も完全に勃起し、興奮のあまり心臓が止まってしまうのではないかと思うほどだった。弘志は見終わった2人の行為に対して怒りや嫌悪感を覚えてはいなかった。それよりも逆に、2人の行為の一部始終を自分も観察したいという願望が強かった。弘志は部屋の隅にあったティッシュを取って画面の前に戻ってくると、股間から肉棒を取り出し、再生ボタンを押した・・。
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