「7」
「よし。じゃあ,フェラをやってみろ。俺が満足したらセックスだけは許してやる」
自分の愛する妻が見ず知らずの男に命令されているのが聡史には腹が立った。智子は少し迷っていた様子だったが,諦めたように男の提案を了承した。ゆっくりと上半身を起こすと,ベッドに仰向けになった男の体を手探りで触っていく。この時,聡史はなぜ智子がアイマスクをつけたままなのかが気になった。男にそうするように命令されているのだろうか。あるいは自分から望んでそうしているのか・・。いずれにしても自分達がドアの隙間から覗いていることには気づいていないようだ。仰向けになった男の頭は部屋の奥側になり,智子が四つん這いになってこちらに豊満なヒップを向ける。自分の妻がそのような姿で他人の男の下着を脱がしていく様は異様な光景だった。
(なっ! なんだあれはっ・・)
男の肉棒がブルンッと解放された瞬間,聡史は思わず声をあげるところだった。まだ完全に勃起していないにも関わらず,それは自分のものよりも遥かに大きな一物である。もし,あんな太いものが智子の細い身体を貫いたらいったいどうなってしまうのか・・。しかもエラの部分が異常なまでに大きく張り出している。それはまさに凶器であるかのように見えた。
「おい・・,さっさとしゃぶれ」
ためらっていた様子の智子だったが,意を決したように口を開け,ゆっくりと巨大な肉棒を口内に埋めていった。智子はフェラチオを嫌がり,夫婦の間でもほとんどしたことが無かった。それでも智子は懸命に咥え,ゆっくりと頭を上下させピストン運動を続けた。真っ白い肌をした妻が,日焼けして浅黒くまるで野獣のような大男の股間をしゃぶっている姿は,いつの間にか聡史の股間をも大きくさせていた。聡史は気づいていなかったのだが,部屋から漏れ出すアロマ蒸気を吸っていたために,普段よりも興奮度が増していたのである。男は特に気に入った女を抱く際には部屋中に性的な興奮度合を高める効果のあるアロマ蒸気を充満させ,さらに事前には薬を飲ませてからセックスするようにしていた。
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