第5話
その後、達也と少し会話をした智子は帰っていった。達也が1人で部屋に戻ってくると、隠し撮りをしていたビデオカメラの電源が切られた。1枚目のDVDにはまだ続きが入っていたが、弘志はそこでいったん再生を止め、気持ちを落ち着かせるように何度も深呼吸をした。
「智子が浮気・・。まさかそんな・・。し、しかもこの続きは・・」
弘志は2枚目と3枚目のDVDを手に取った。1枚目はフェラチオと書かれていたが、2枚目には初めてのセックス、そして最後の3枚目には中出しと書かれている。
「あいつが中出しなんて・・、あ、ありえない・・」
結婚して10年経つ夫の弘志でさえ、智子に中出しするなど数えるほどだった。しかも、娘を出産してからは全く無い。しばらく呆然としていた弘志は、意を決したかのように再生ボタンを押した。
そこには、智子が達也の要求を徐々に受け入れていく過程が記録されていた。達也の射精を手伝ってからというもの、智子は週に1回はこの部屋を訪れているようだった。そのたびに、達也の射精を導いてやるようになり、少なくとも1度の訪問で2回、多いときには4回もの射精を手伝うようになっていた。そして1ヶ月も経った頃、ついに智子が達也の口内発射を許すようになったのだ。しかし智子は、射精後の精液をティッシュに吐き出すと口をゆすぎにいき、精液を飲み下すことは嫌がった。しかし、達也の強い希望により、智子はブラとパンティーだけの下着姿でフェラチオ奉仕をするようになっていた。時折、達也が我慢できなくなったように智子の身体に触れてくるが、それ以上は智子が頑なに拒んでいた。2人が会っているのはいずれも平日の昼間のようであり、自分が働いている日中にまさか妻がこのような姿で若い男と関係を持っていたなど、弘志は考えもしていなかった。1枚目のDVDを見終わった弘志は、ついに2枚目のDVDをデッキに入れた。
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