第15話
真由美が主催する会合には、同じマンションに住む主婦たちの交流を深める目的もあったが、男たちとの交わりを求める目的もあった。最近では仲の良い夫婦であってもセックスレスのところが多く、何かと世話好きの真由美は、そういった主婦たちの欲望を上手に発散させるために会合を開いていた。しかし真由美も家庭を持つ人妻であり、会合のメンバーを決める際には慎重だった。美人であることに越したことは無いが、何より人間的に信頼できる人物でなければならなかった。それは男性側に求める条件としても同じであり、その点、滝澤が連れてくる男性陣は信頼できた。いずれも社会的に地位のある人物で、身元もはっきりしている。そして既婚であり、何かしら自分の奥さんに対して不満を持っている人物ばかりだった。むやみにメンバーを増やしたり入れ替えたりすることをせず、常にお互い5~6人ずつを保つようにしていた。これまで、男性陣が女性側に迷惑をかけるような行動をとったことは滅多に無かった。それはひとえに、リーダーである滝澤の力量であろう。滝澤の女性関係やセックスの強さは、当然真由美も知っていた。それだけに今日初めて参加したばかりで、滝澤から激しいセックスを受けているであろう麻衣のことを気にかけていた。麻衣の口からは旦那の束縛に対する愚痴を聞いたことは何度もあったが、夜の営みに関する不満を聞いたことは無かった。しかし、ひとたび滝澤と交わってしまえば、麻衣夫婦の今後に影響を及ぼすかもしれない。これまで性に不満を持っていた女性ばかりを会合に入れてきた真由美であったが、特に不満を感じていなかった麻衣をこの会に引き入れてしまったことに、一抹の不安を覚えずにはいられなかった。
その頃、滝澤と麻衣の寝室では、2度目の交わりが行われようとしていた。滝澤は麻衣が絶頂から目覚めた後も優しく介抱してやり、しばらく夫婦のように抱き合うと、麻衣のほうから積極的に肉棒をしゃぶり出した。こびりついた精液を綺麗に舐め取られ、完全に勃起した滝澤は、麻衣を四つん這いにさせた後、最奥までゆっくりと腰を進めていった。
「あっ!? ああぁ~~~!!!」
同じ後背位での交わりでも、夫から受ける感覚とはまるで違っていた。しかも滝澤の巨根を受け入れるのが2度目ということもあり、最初からすさまじい快感が押し寄せてきた。
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