第12話
「ああっ・・。な、なんでやめちゃうの・・。なんで・・」
「俺もそろそろやばいからな。このまま出すぞ。麻衣、今日、大丈夫なんだろう?」
その時、麻衣は自分がコンドームを手の中に握り締めたままだったことに愕然とした。しかしそれと同時に、混乱する頭の中で必死に安全日の計算をしていた。曖昧な計算だが、おそらく大丈夫なはずだった。麻衣は滝澤の目を見つめると、ゆっくりと頷いた。
「麻衣、最後は俺のことを、あなた、って呼んでみろ。今よりもっと良くなる・・」
そんなことできません、と抵抗した麻衣だったが、滝澤が射精に向けたピストンを開始すると、そのあまりの快感に麻衣の理性は完全に崩壊してしまった。そのまま10分も突かれ続けた後には、ついに滝澤の言葉に従っていた。
「あぁ・・。あなた・・。いい・・、いいっ!!あぁっ!!いっ、いいぃ~~~!!!」
滝澤のことを「あなた」と呼んだ瞬間、麻衣の中の何かが崩れ、滝澤の言ったように大きな絶頂が押し寄せてきた。
「麻衣・・、出すぞ・・、出すぞっ! これで受精しろっ! 麻衣っ!!」
滝澤がそう叫んだ瞬間、麻衣の膣奥でドバッと大量の精液が噴き出し始めた。滝澤はよほど気持ちが良かったのか、続けざまにドピュッ!!ドピュッ!ドクンッ・・、ドクン・・、ドクッ・・ドクッ・・という脈動と共に、とても40代とは思えないほどの量を流し込んでくる。
「あぁっ!!あなたぁ~~!!あ、赤ちゃん欲しい~~!!いっぱい・・、いっぱい出してぇ~~~!!」
麻衣は予想を上回る快感に、これまで経験したことの無いような激しい絶頂を迎えていた。
「あ・・! ああっ・・!! ああぁぁ~~~!!!」
絶頂を迎えた極上の身体が必死で自分の胸にしがみついてくる。滝澤も予想以上の快感に、思わず残りの精液をドクドクッと搾り出していた。麻衣はすでに気を失ったかのように、自分の胸にもたれてグッタリとしている。麻衣の手からは結局使用されることの無かった避妊具がポトリと落ちた。
「ふうぅ~~、いい穴だ・・。声や感度も申し分ない。子供無しの29歳か・・」
滝澤は自分の胸の上でグッタリしている麻衣の髪を撫でながら、ニンマリとしていた。
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