第10話
避妊具を着けずにするセックスは麻衣にとって数年ぶりである。それよりも、こんな大きさの肉棒と交わるのは生まれて初めてだった。
「うっ・・、ううっ・・」
滝澤の胸板に手をついた麻衣は、震えながらゆっくりと腰を沈めていった。夫のより遥かに大きな亀頭が、狭い膣穴をググッと押し広げて入ってくる。
「あぐぅっ!!お、おっきい・・。あぁ・・、やっぱり私には無理・・」
肉棒が半分ほど埋まり、幹の一番太い部分が通過しそうになったところで、麻衣がその太さにたまらず腰を上げようとした。しかし、滝澤が麻衣の両太ももを上から手で押さえつけ、ジンワリと力を込めた。それによって、麻衣の身体が徐々に沈み始める。
「た、滝澤さんっ!いやあっ!!」
滝澤が太ももを掴んだ手にグッと力を込めると、麻衣の身体がドスンッと滝澤の腰に落ちた。
「ひっ!ひぃいいぃ~~~~!!!」
おそらくこの人妻にとって初めての大きさだったのだろう。肉棒を根元まで咥え込んだ麻衣は目をギュッと閉じ、口をパクパクさせている。
「おぉ・・、きつい・・。締まりは女子大生に近いな。やはり子供を産んでいない人妻の穴はたまらん。それに、どうやら感度もいいようだな」
下から滝澤がしきりに賞賛しているが、麻衣にとってはそれどころでは無かった。挿入する途中までは肉棒の太さだけが気になっていたが、いざ奥まで入れられてみると、その長さに驚嘆していた。今まで突かれたことのないような膣の奥底に届いている感じがする。
(お、お腹の中にまで突き破ってきそう・・。く、苦しい・・)
それを見た滝澤は、麻衣の身体を前のめりに倒してやった。麻衣も下腹部の圧迫から逃れるように滝澤の肉体にもたれていき、豊乳を押し付けた。さらに滝澤の手が背中に回され、2人の体が密着した。
「麻衣、まだ苦しいか・・?」
先ほど初めて会った男から唐突に自分の名前を呼び捨てにされた麻衣は、一瞬、夫に心配されたような気がして滝澤の目を見つめた。
「だ・・、大丈夫です・・。さっきの姿勢よりはずっと楽に・・」
そう言った麻衣の目にはうっすらと涙が滲んでいた。その表情を間近にした滝澤は、思わず見惚れていた。
「麻衣、そのままキスをしろ・・」
麻衣は言われるまま滝澤にキスをしていった。
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