第9話
結婚当初は夫に何度かパイズリをしたことがあるが、いつの頃からかしないようになっていた。その柔らかくも張りのある豊乳が与える快感に夫はすぐに放出してしまい、それで終わってしまうからである。しかし、目の前の肉棒からは射精しそうな気配が感じられなかった。
「よし。もう一度フェラだ。今度はもっと奥までやってくれ」
麻衣は言われるがまま、男の肉棒を喉奥深くまで咥えていった。麻衣が口の中で舌を懸命に使い、唇で肉棒をしごきあげる。すると、滝澤が髪を優しく撫でてきた。
「艶のあるいい髪だ。ロングだが手入れが行き届いているな。色はもう少し明るい茶色のほうが、俺の好みだな・・。よし、もういいぞ。麻衣さん、好きな体位はあるか?」
「た、たぶん・・、せ、正常位が一番・・」
肉棒を口から離した麻衣は下をうつむき、顔を赤らめながらそう答えていた。夫との交わりでは、ほとんど正常位のみだった。麻衣と身体を繋げた夫にはいつも余裕が無く、色々な体位を試そうとはしなかった。
「ふ~ん・・。じゃあ、まずは騎乗位で俺を喜ばせてみろ。さあ、ベッドに上がれ」
麻衣は戸惑いながらベッドに上がった。騎乗位の経験など、数えるほどしかなかった。大の字になって寝そべる滝澤に近付き肉棒を目の当たりにすると、麻衣は枕元のあたりを見回した。
「ゴムを探してるのか? 旦那とはいつもどうしてる?」
滝澤の反応に、麻衣は少し焦り始めた。
「た、滝澤さん・・。生は絶対に無理です。うちの夫、子供は欲しくないって言って、安全日でも避妊具を・・。だ、だから・・」
生の肉棒に怯える人妻の反応が、滝澤には堪らなかった。避妊具は持っていたが、何としても麻衣と生でセックスしたいという願望が込み上げてきた。
「一応あるにはあるが、とりあえず穴の具合を味わった後だ。心配するな、具合を確かめたらすぐに着けてやるよ。それに俺が我慢できずに発射するような若造に見えるか?」
滝澤はそう言うと、枕の下からコンドームを数個取り出した。その1つの封を破り、中身を取り出す。
「さあ、早く上に乗れ。すぐに着けてやるから」
「お、お願いです・・。ホントにすぐ着けてくださいね・・」
麻衣はそう言うと、ゆっくりと滝澤の腰を跨いでいった。
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