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ふと悦子は目を開けました。
しばらくして、何があったのか思い出し、薄っすらと届く外灯の明かりを頼
りに辺りを見渡し、自分の鞄を見つけました。
携帯はきちんと返されており、時間を確認すると、深夜3時を過ぎていまし
た。
それと、数回の着信履歴と数件のメールが送られてきており、確認するとな
かじま重三から怒りの内容が書かれていました。
(私は犯されたのに、ひどい)元はと言えば重三が原因なのだが、悦子を罵
る内容でした。
悦子は家路にと脱がされた服を身にまといました。
シャツはボタンが飛び散っていたので、胸元は露出していましたが、手で何
とか隠しました。
そうして何とかタクシーに乗り込んだ。
『○○線の○○駅の方に向かってください』
悦子が運転手に行き先を伝えると、
男たちの唾液や精液の匂いを漂っていたので、運転手が不振がりました。
「奥さん、精液臭いよ、服装も荒れているし・・・まさか・や・ら・れ・
た・の・か・い?」
運転手が、後ろを見ながら悦子に言った。
「・・・・・」悦子が無言で下を向いたままで居ると
運転手はバックミラーの位置を変えて悦子の胸元をちらちら観ていると
悦子が気づき身を隠すようにまるまると破れたスカートから太ももがあらわ
に
そして紐で縛られた跡が薄っすらと残る腕を観た
運転手がニヤニヤした顔で「警察署に行くかい」
「いいです ずんだことですから、忘れたいんです」悦子は誤った言葉を発
した
運転手はそれを聞くなり急に交差点を曲がった。
「どこに連れて行く気なの?やめてください。下ろして」
悦子は再び身に危険をかんじた。
運転手は無言で猛スピードで
悦子の知らない道を走る町から、駅からどんどん離れていく
運転手は、大きな自然公園の脇の木が生い茂った通りに車を止めた。
「ヒヒヒ この辺は駅から遠いし、こんな時間にめったに人も通らないよ。
それにそこの公園には最近ホームレスが増えてねぇガラの悪い若い連中も良
くたむろしているし
治安は良くないよ。タクシー代全額払ったら降りていいよ、奥さん」
運転手にそんなことを言われ、悦子は車から降りられなくなってしまった。
「降りるの?俺と楽しむの?どっちにするの?奥さん」
『…』脳裡には、先ほどまでのいかがわしい出来事が映る
悦子が怯えた表情で、黙ってうつむいていた。
「何日も洗っていないチ○ポをくわえたり入れなり、ガラの悪い連中に回さ
れ監禁され
もう家に帰れないかもしれんが、それでもいいなら降りればいいさ」
『そ、そんな…もう いやです』
「降りないってことは、俺とやりたいってことだな、奥さん」
運転手はそう言いながら、狭い車の中を後部座席に移動してきた。
「怯えた顔も可愛いねぇ。『降りたくないから抱いてください』っていいな
よ」
運転手は、悦子が抱えていたバッグを奪い取った。
「やはり?ノーブラかよ。盗られたのか」
運転手は服の上から悦子の胸を揉み始めた。
『や、やめて…』
悦子が強くそう言うと、
「わかったよ!」
運転手ははき出すように言うと、上着を取り上げてから、ドアをあけて悦子
を外に追い出した。
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