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公園の奥の薄っすらと外灯の光が届く薄暗いコンクリート製のパーゴラの中
に悦子は連れて行かれていました。
泣きながらバタバタと動く悦子の両手両足を男が抑え、一人の男が、
「大人しくしろ」そう言いタオルで口を結び喋れなくしました。
そしてその男は悦子の胸元を掴むとビリっと左右にブラウスを引きちぎりま
した。
「おう、ねえちゃん、凄い下着しているな」
「それ下着なのか ははは」
悦子のブラウスの下は赤い紐で亀甲縛りの格好でした。
激しく悦子は抵抗しました。
「大人しくしねえか、こんな格好で逃げられると思ってんのか、恥を晒すだ
けだぞ、それにこれお前の携帯だろこれがあれば、お前の事後から調べる事
も出来るんだからな」
若干、悦子の力が弱まりました。
何故、悦子がこのような格好で、この場に居たかと言うと、重三は悦子と露
出プレーをしようと思っていたのです。
そうして、露出プレーの前に悦子の羞恥心を煽ろうと、先に悦子を向かわ
せ、後から悦子に会おうと思っていましたが、予定より遅れたため、悦子は
ずっと待っていました。
「そんな格好をして男を待っていたのか、それとも誰か男を誘っていたのか
変な趣味をしているな」
男はスカートに手を掛けようとすると悦子はまた暴れ出しました。
「おい、しっかり押えていろ」
他の男達が脚を押さえると、横にいたもう一人の男が、携帯をいじり言いま
した。
「おい、この母てお前の母親か」
そう悦子に言うとスカートを脱がそうとしていた男が、
「今から、この縛られた姿、写メを撮って送ってやろうか」
「それはいいぞ、こんな縛られた姿を見たらどうするかな」
「うーうー・・・」
止めてと言わないばかりに首を何度も左右に悦子は揺さぶりました。
「お前も痛い思いはしたくないだろう。俺たちも無理に乱暴はしねえぇよ、
ちーとおとなしくしていりゃ、無事に家に帰れるってもんだ」
悦子はじっと男の話を聞いていました。
「俺たち女日照りで、ずいぶん女を抱いていないんだ、今日はたっぷりと相
手をしてくれよ」
そう男が言うと悦子は出来ないと言わんばかりに、左右に首を振ります。
悦子は悲壮な表情になりました。
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