私は夕食後に拓也を呼んだ。
『拓也!こっち着てくれ!』
『はぁ~い♪』
『早速なんだが…これを書いてる友ちんからクレームがきて、エッチ以外の時はオカマ言葉を使わないでくれと言ってきた…』
『友ちんさんったら、何でかしら♪』
『まあ…いいから本題に入るぞ!』
『お前は今まで何人くらいの女…作った?』
『え~とっ…遊びを入れると100人以上は…』
『なんてモテモテなんだ!』
『例えば、会社なら経理の松本、古川。総務は倉田、浜崎、小倉…。秘書の杉浦、松原、楢崎…』
『信じられん…そんなにモテて、今はオカマか!』
『そんな言わないでょ♪』
『だから…オカマ言葉は辞めろ!』
『すみません…』
『うちの課には居ないのか?』
『課内でしたら…昨年結婚した、田嶋。後…溝口くらいですね♪』
『あっ…桐山も居た』
『はあ?あの桐山か?』
『お前…作り話じゃないのか?』
『いえっ…本当ですよ』
『あの桐山が、お前みたいな男とセックスまでしたのか?』
『いやっ…桐山のヤツは超淫乱ですよ…すぐに股開く…』
『絶対…信じられない…』
桐山香織22歳。
身長158センチ。
スタイルは普通。
容姿は普通か…微妙に普通より劣る。
おとなしい性格で入社4年経っても…デスクで1人、お弁当を食べてる。
真面目で仕事はキチンとするが…。
自主性は、なく課内でも空気のような存在。
『拓也、桐山の情報を全て教えてくれ!』
拓也は…ゆっくりと桐山の話しを始めた。
バレンタインの日に大量に貰ったチョコを、大きな紙袋4つにまとめて持って拓也は退社していた。
偶然、桐山を見つけた。
『お~い、桐山!』
拓也は桐山沙織の所まで走り…一緒に駅まで歩いた。
『桐山も下り○△線だったよな?』
『……』
桐山沙織の重い口が開いた。
『吉川さん…こんな日に一緒に歩いてると誤解されますから…離れてください…』
『彼氏に見られたらマズいか?』
『居ませんし!違います!。』
『だったら…いいじゃん』
『あなたのような社内で、人気ある方と歩いてたら、明日…仕事出来ないくらい大変なんです。』
『わからないけど…何で…。』
『秘書課、総務課…全ての課の女先輩に取り調べに合います…』
『それより、桐山はチョコ好きか?』
『私も一応…女性ですから…』
※元投稿はこちら >>