『ひぃ~、いいわぁ~、もっとっ~、おくぅ~、あぁ~』
『ハァ、ハァ、真里ちゃん…出すよ!』
『はぁん…だしてぇ~、まりにぃ~、だしてぇ~、あぁ~、ひぃぃ~』
『ドピュドピュッ…ドピュ…』
真里がガクンと拓也の胸板に倒れ込み、身体をピクピクと痙攣させている…。
『…拓ちゃん…すごいょ…』
拓也は真里を夢中で抱き締めた。
車の時計を見て慌てた。
午前1時を過ぎていたのだ!
さすがの拓也も、真里に服を着せて車を走らせた。
『課長…怒ってないですかね?』
『…怒ってないよ♪』
『真里ちゃん…今日の事は2人の内緒にしてね』
『えっ?…わたし…佳ちゃんに言うょ♪』
『えっ!?そんな事したら…僕はクビになるよ!恨んでるの?』
『佳ちゃんはね♪わたし達が抱き合ってくる事くらい…最初から知ってるょ♪』
『えぇっ!?何それ?』
拓也の頭はパニックになった…理解出来ない…。
真里は我が家の特別な関係を全て話した。
話しを聞けば聞くほど頭が混乱していく…。
(杏樹さんは課長の女?)
(それでも真里は課長を愛してる?)
(課長は真里を愛してるのに僕に…?)
(何が何だか、わからない?)
午前2時過ぎに着いた。
遅くなった言い訳を考えながら…拓也は私に申し訳なさそうに寄ってくる。
気まずい雰囲気の中、4人テーブルにつく。
(間違いなく…課長の説教が始まる…)
『どうだった?』
『はいっ…ライブ楽しかったです!』
『ライブじゃないよ。真里の身体だよ?』
(えぇっ!?真里ちゃんの話って全部本当?)
『真里を抱いてたから…遅くなったんだろ?』
拓也は床に土下座をして叫んだ。
『すみません!課長!すみません!』
何度も床に下げる拓也だった…。
『お前は真里から話は聞いてないのか?』
私は真里の顔を覗きこんだ。
『わたしは拓ちゃんに全部、話したよ♪』
『拓也、俺は怒ってないから席に戻れ!』
拓也は申し訳なさそうに席に着いた。
『真里も杏樹も俺の愛する女なんだ…』
『お前は上司の愛妻を寝取った鬼畜だな?』
『…すみません…』
『俺も妻の姉を寝取った鬼畜なんだ…』
『俺とお前は同じ鬼畜…同類なんだよ!』
『どうだ拓也…お前は私生活も俺に、ついてこないか?』
『俺に忠誠を誓ってみないか?』
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