~ライブ当日~
『それじゃ…課長、行ってきまーす』
ニコニコご機嫌な拓也の車が、真里を乗せて出発した。
正直…アニソンに、あまり興味の無かった拓也。
ライブ中…無邪気に踊っている真里こそが…拓也にとっての主役だった。
帰りの車の中には、シートを倒してスヤスヤと寝てる真里の姿。
(あんなに踊ってたもんな…疲れたはずだよ)
時間は午後8時を過ぎていた。
拓也の左手が真里のワンピースを少し…捲り上げる。
真里はスヤスヤと寝てる。
白い小さな太ももが、暗闇に映し出される。
(なんて可愛い脚なんだ!)
拓也の理性は崩壊して、大胆にスカートを捲り上げる。
白いパンティが見えるほどに…。
拓也のハートは限界点まで達した。
(もう…我慢出来ない!)
拓也が車を停車させた場所は、海に近い河川敷。
背の高い葦が茂り…周りから車さえ確認できない、ひとけの無い場所だ。
周りには、民家や建物もなく…こんな夜に人の姿なんて全くなかった。
社内から、茫然とひとり星空を眺める拓也。
(俺は何をするつもりなんだ…こんな場所で)
(真里は課長の奥さんだぞ…)
(お前はエリート出世をするんじゃなかったのか…)
(課長の奥さんをレイプするつもりか…)
そんな時に真里が起きる。
『ふぁ~お家に着いたぁ?…ありゃ?ここっどこ?』
『ああ…ちょっと休憩さ…』
拓也は自分の気持ちを告白し始めた。
『真里ちゃん…俺、真里ちゃんが好きなんだ!』
呑気な返事が返ってくる。
『わたしも拓ちゃん…好きだよ♪』
『いや、そんな意味出なく女として好きなんだ!』
『えぇっ!?わたしは佳ちゃんの奥さんだよ♪』
『わかってる…わかってるけど我慢出来なかった。』
エリートでイケメン、社内でもモテモテの拓也にとって…ここまで本気になった恋心は経験なかった。
『…それで俺は今から真里ちゃんを抱こうと思ってる…』
『えっ!そんな突然…嫌だょ…』
『ああ…わかってる…だから抵抗されても大丈夫な場所に車を停めたんだ…』
『えぇっ!?力ずくで?それってレイプじゃん』
『ああ…俺は今から課長の奥さんをレイプするんだ…』
(そして…俺の人生は、もう終わりだ…)
相変わらず呑気な真里。
『なんだか拓ちゃんの事…ちょっぴり嫌いになっちゃった…』
『好きだから無理やり抱くなんて…強くないょ…』
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