『真里が、いいなら杏樹姉さんの事はいいよ…』
『やっほ~♪さっそく杏樹姉ぇに伝えてくる♪』
私と杏樹は真里の目を盗んでは愛し合っていた。
そんな生活も数ヶ月経っていた…ある日。
真里と杏樹が仲良く風呂に入っている。
『いいなぁ…真里ちんは?』
『なにが?』
『パイパン♪』
『杏樹姉ぇも剃ってくれる人見つけたら?』
『わたしは旦那と離婚も出来ないのよ』
『そうか…大変だね』
『わたしにも佳祐さん…剃ってくれないかなぁ?』
『何言ってるの!わたしのダーリンだよ♪』
『真里ちんは佳祐さんに毎日のように抱かれて幸せだけどね…』
杏樹は突然泣きながら真里に訴える。
『わたしは女に生まれて何年も男の人を知らないのよ…』
『離婚も出来ない…男を作れば浮気…一生…男を知らないまま…死ぬの…』
身体を震わせながら泣きじゃくる杏樹。
真里も泣き出していた。
自分なんて1週間も旦那に抱かれないだけで限界なのに…。
姉は数年間も悦びを知らない…この先もずっと…。
『ごめんなさい真里…ごめんなさい真里…わたし…わたし』
『あなた達のセックスの声聞きながら…佳祐さんに抱かれる…想像しながら…ひとり…オナニーしたの…』
真里は自分達のセックスが杏樹を苦しめいた事に悲しみ泣く…。
『杏樹姉ぇ…の気持ちはわかるけど…佳ちゃんは…やっぱり…わたしの旦那さまだから…』
『ごめんなさい真里っ…変な事言って…』
真里は風呂場での事を私に話した。
その日から真里はセックスも求めて来なくなった。
自分が至福の喜びに浸ってる隣で、孤独にオナニーをする姉の事が辛かったのだ。
あの日以来…毎日のように真里と杏樹は仲良く風呂に入っている。
超寂しがりな真里には、杏樹の存在が絶対であった。
『真里ちん…今日も変な事言っていい?』
背中を向いたまま身体を洗う杏樹が真里に頼んできた…。
『真里ちんの指で、わたしの身体を慰めてくれない?』
姉の苦しい事情に真里は涙をポロリと流した。
妹の指でもいいから苦しみを和らげたい。
どんな恥ずかしい思いで気丈な姉が妹に頼んでるのだろうと想像すると。
『ねぇ…わたしも女だから杏樹姉ぇの苦しみ…わかるの…』
『杏樹姉ぇは佳ちゃんの事どう思ってるの?』
『真里ちんの旦那さま…』
『愛してるっとかは?』
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