二階の美佐江は、母の気遣いを聞いて勇夫を自分の部屋に布団を敷けばよ
かったと後悔したが、勇夫は真下の部屋でもう寝ているだろうと思った。
しかし、夫の勇夫に再び会えた今、火照る自分の肉体を持て余したのだっ
た。
布団に入っても寝付かれない美佐江は、浴衣の襟元から手を差し入れて乳
首を指で愛撫した。
ツンと硬くなった乳首、汗ばむ身体は男を求めている。
「ああー・・・あなた・・来て」
浴衣の紐を片手で解き疼く下腹部へ指が這う、中指がアノ谷間に延びた
時、異様な快感が美佐江に走った。
「ああー・・いい・・・」
白い肢体が布団を跳ね除けた。
乱れた浴衣から美佐江の白い肌がむき出している。
凄い光景が勇夫の天井の上で展開しているのだ。
「あなた・・」
勇夫の階段へ忍ぶ足音が微かにきしむ。
時計はもう12時を打っていた。
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