Chapter Ⅳ 駅の人ごみで
月曜日の朝になった。まず朝一で稚華美へメールし、駅で下着なしチェック
するからと念押しする。
奈穂美には、「今日の帰りに会いたい」と呼び出す。すぐ返信が来て、「今
夜はダンナが早いから遅くなれない」とのワガママなご返事。まだ自分の状
況がお分かりではないようだ。「じゃあ、訓練後17時半まで1時間限定
で・・・」と指示しておく。「無理です」との返信が来る。しょうがないので、
「この前の格好の写真、ダンナあてに送っておきましょうか?」でクギを刺
す。「17時には電車に乗らないとマズいんです」「わかった。じゃあ訓練
後に」ということでなんとか約束のOKを取り付けた。
駅の改札の前に稚華美が立っている。駅の反対側の人気のない上りだけしか
ないエスカレーターに乗せる。「スカート上げて!」と命令する。嫌そうに
お尻の方から自分で引き上げる。ストッキングだけのお尻が出てきた。
上についてから「OK。だけど、稚華ちゃんのことだから、そこまでパンテ
ィ穿いてきて、今脱いだ来たかもしてないよね!」と言うと、ビクッとした
表情。「バッグ開けてごらん」というと渋々中を見せる。中から黒の下着が
出てきた。
「これは?」「あっ、あのう・・・・万一の時の着替え用で・・・・」と言い訳す
る。「言いつけを聞けない子はペナルティだな。」とチューリップ型のスカ
ートのウエストのところを、女子高生がしてるみたいにクルクルっと巻き上
げ、ヒザ上ちょうど位のスカートを超ミニ丈まで巻き上げる。「いやです。
こんな・・・見えちゃいます」「悪いのは自分でしょ!まだ授業まで30分くら
いあるから、今から地下鉄の上りエスカレーターを手ぶらで5回上がってか
ら授業に行け」と命令する。
今は9時ちょうど。ラッシュのピークは過ぎたけれどまだ人は多い。「早く
行かないと遅刻だよ。上で見てるから、ちゃんと手を前に組んで5回、上っ
ておいで」とバッグを取り上げ、地下鉄に下りるエスカレーターに乗せた。
最初は、後ろに人がくっついている。あまり見られていないよう。ただ稚華
美はもう緊張して後ろを気にする余裕がなさそう。
2回目は、5段くらい下に20代のビジネスマン風の男。目線がじっとスカ
ートのほうにロックされている。
3回目に下りる前に片足を一段上に上げて乗るように変更させた。これでよ
く見えるはず。次は女が下にいて「何。あの子?」みたいな顔でジロジロ見
ている。
4回目はまた混み合っていてすぐ次の段に中年男性が乗る。動きが怪しいな
と思ったら、ケータイの動画で撮影しているような不審な動きをしていた。
ラスト5回目に下りる時には、見られている稚華美の足の辺りが光ってい
る。コイツ、濡らし始めてやがる。
5回目はもう完全に見え見えの30代男がくっついてコイツも撮影してい
る。上がってきた稚華美に、その男が声掛ける。「お姉さん、今日時間あ
る?よかったら・・・」その声で正気に戻ったのか、声を掛けた男に思いっきり
の声で「残念でした。今から忙しいの!」と言い放って、オレのところへ駆
け寄ってきた。「何だよ。オトコ付きかよ。誘うだけ誘いやがって!」と離
れて行った。
帰って来た稚華美。もうコイツは逆らえない女に仕込み上がってきた。下着
だけ抜き取ってバッグを返す。「スカート戻していいですか?」と稚華美が
聞いてくる。「時間が無いから、学校着いてから戻しな」と言うと、「い
え、今直したいんです。お許しください」なんか従順すぎる。「じゃあいい
よ!」OKしたら、自分でスソを持ってグイッと下げ「ありがとうございま
す」と言い学校に向かって歩き出した。面白い反応をするので、もっとしつ
けメニューのレベルを上げていくと面白そう。
訓練中は特に何もなく、お昼休み、机を並び替えての弁当タイムで奈穂美は
たいてい正面に座っている。時々目を合わせるが、恥ずかしげにそらすこと
が多かった。帰りの駅の人ごみで、この子にもうすこし恥ずかしい思いをし
てもらえるかと思うと、30分のメニューを考えるのが楽しい。
午後の授業も終了し、皆で帰り仕度。俺の列が掃除当番なので、サッサと片
付けて待ち合わせのコンビニで合流した。
ここの駅の最大のチカンポイントは反対側の出口にある大きな駐輪場。3階
建てなんで、一番上は人間の性格上、高い階には上がってこないので完全に
人目からさえぎることが出来る。これからが今日のメインディッシュとのお
楽しみタイムの始まりだ。
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