そのセクシーさは溜息が出るほどで、少年の童貞喪失相手としては過ぎるほどの女体であった。
里子がトランクスを脱がそうとすると少年は抗った。無理もない、勃起は露骨な欲望のあらわれである。初対面の女性に勃起したぺニスを見られるのが恥ずかしいのだろう。
その事がわかる里子は自分より背が低い少年に対し、少し前屈みになって少年の耳にそっと口を近づけた。
少年は、里子の美貌が自分の顔のすぐ近くにきたことと、里子の豊かな乳房が自らの胸に触れんばかりのところまできたことにドキリとして体を硬直させた。
里子は少年にそっと耳打ちした。
「大丈夫…恥ずかしがることないわ…お、男の子は、みんなそうなのよ…」
経験豊富な大人の女らしく訳知り顔で言う。童貞の少年をどうリードすればいいか一瞬悩んだが自分が恥ずかしがっていては話にならないとばかりに振舞うのであった。
しかし少年は、まだ躊躇していた。
里子は、そんな少年の欲望を愛しく思った。彼の戸惑いや苦悩は新鮮で、思わず抱きしめたくなるほどであった。
里子の顔はうつむいている少年の正面に移動した。
「心配しないで…大丈夫よ…男の人が、興奮してお、おちんちんが、硬くなっちゃうのは…正常な事なの。」
少年が顔をあげる。
「私の裸を見て、こ、興奮してくれたって事だし…嬉しいわ」
少年が顔をあげ里子を見つめてきた。熱いまなざしだった。
「ほ、ほんとよ。だから…ね」
ようやく少年は体の力を抜いた。それを見計らい、里子は少年の体からトランクスをぬがせた。
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