◆3P計画⑥
「はい‥
そこでです‥!
私から良子さんに言ってみたんです。
もし、旦那さんが3Pを持ち掛けたらオッケーするんだね‥って‥!」
「うん‥!で‥?」
「そう言うと‥
主人が誘ってきたならオッケーしても良いけど‥
でも、どうやって和也を主人に選ばせれば良いの‥?
って聞くから、言ってやったんです‥
旦那さんに、何処のサイトでも良いから掲示板に相手募集を応募させて、
相手は自分に選ばせて欲しいから相手のプロフィールには必ず顔写真を添付させてくれって頼めば良いって‥!
それで、良子さんの方から僕に何処のサイトに載せたかを連絡してくれれば、
直ぐに応募するから、後は僕を選べば良いって‥!
‥‥‥‥‥‥‥ どうです‥?
良いアイディアでしょう‥!」
「なあ~る程‥!
そんな上手い方法が有ったか‥!
それならお互いが何にも怪しまれる事もなく顔合わせが出来るし、
スムーズに話を進める事が出来る‥!
凄いね君は‥!」
「ありがとうございます。
後は、青山さんが、良子さんを抱いてあげてる時に何気なく3Pの話を切り出して誘うだけでオッケーすると思います。
良子さんは、青山さんが誘ってくるのをずっと待っている筈ですから‥!」
「そうか‥分かった‥!
善は急げだ‥!
今夜、早速やってみるよ‥!」
「はい‥!
結果を楽しみにして待ってますので、
頑張って下さい。」
「ああ、分かった。頑張る‥!
上手くいったら直ぐに連絡するよ。」
「はい‥!
お待ちしてます。
‥‥‥‥‥‥
それじゃあ、私はそろそろ行きますんで‥!
青山さん‥
残ってDVDご覧になるんでしょう‥?」
「あぁ、そうだな‥家では観れないかも知れないしなぁ‥
もう少しだけ居るよ‥」
「分かりました。
それじゃあ私はこれで失礼します。
頑張って下さい。」
「ああ、ありがとう。
上田君も仕事頑張って‥!」
何て‥頭の切れる男なんだ‥!
私は、彼の誠実さと頭の良さに改めて感心させられてしまっていた。
上田君が去り、
カラオケルームに一人残った私は、
早速、彼から受け取ったDVDをノートパソコンを立ち上げ、
インソールした。
ディスクをトレイの上へ乗せるのに、
手が震えてしまい、戸惑ってしまった‥
―次話へ続く―
※次回
《第一部最終回》となります。
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