◆妻の愛人⑥
「それなら‥
良子には偽名を使っている訳だから、
私も上田君で通すよ。
先々の事を考えたら呼び慣れていた方が良いからね。」
「はい、私もそちらの方が良いです。」
「それで‥?
良子とは何処で知り合ったんだい?」
「はい‥ボーリング場です。
私が仕事仲間三人とプレーをしていたら女性の三人グループが隣のレーンでプレーを初めたんです。
その女性グループの一人に良子さんがいたんです。
自然と場が盛り上がり、私は良子さんの事が気にいって、
こっそりとアタックし、メルアド交換に成功し、メール交換を始めたのが始まりです。」
「それが三ヶ月まえの事なんだな?」
「そうです。
その内電話で話をするようになり二人っきりで会ったのは出会って二週間後です。
その後、一ヶ月の間に六回会い、四回目のデートで接吻をしました。
五回目に会った時に身体を求めましたけど、最後の一線だけは拒まれてその日は出来ませんでした。
良子さんは必死で自分にブレーキを掛けてました。
でも六回目のデートで私がそのブレーキを外しました。
その時の良子さんは凄かったですよ。
一ヶ月もの間、必死で気持ちも躰も抑え込んでいたんですから解放された瞬間の反動は半端じゃなかったです。
ホテルに入って六時間の間に三回も求めてきましたよ。
その後はもう坂を転がり落ちるように、私の躰にのめり込んできました。
「そんなに凄いのか今の良子は‥?」
「いや、まだまだ全然ですよ。」
私は今朝の良子の顔を想い浮かべていた。
「お渡ししたい物をお持ちしました。」
そう言うと上田君は私の前に紙袋を差し出した。
袋の中には白のカプセルの束、
チューブが一個、
小ボトル10本が入っていた。
「何だね?…これは?」
「はい、その小さいボトルの中身は、媚薬です。
女性がそれを飲むと躰が火照り、性器が疼き、お汁が溢れ出て我慢出来なくなります。
効果は二時間位続きます。セックスの30分位前に飲ませるのが一番良いです。
無色、無臭ですので飲み物に混ぜてもとバレれないです。直接飲む事は絶対にしないで下さい。良子さんはコーヒーが好きだから効都合でしょう‥!」
「そうだ。良く知ってるね!」
「今、良子さんは
青山さんとセックスしようとはしないでしょう‥?」
「そう、避けられてる‥
全く無しだよ‥!」
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