◆迷いと不安③
「妻であり‥母である前に、
一人の女で有る事をです…!」
確かに、
彼が言うように今までの私は、
妻の事を当たり前のように家庭の主婦として、母として、
そして妻としての目でしか観てこなかった。
そして、それに対して妻も何の疑問も抱いていないと思っていた‥
でも妻はそうでは無かった‥
彼に出会って、一人の女として接してくれる彼の優しさに、再び女の喜びを思い出してしまったのだろう‥
当たり前の事だが、妻も一人の女だったと言う事なんだ。
「良子さんは‥
本当は心の奥では、青山さんにもっと優しい言葉を掛けて欲しいと望んでいたのだと思います。
そんな時ですよ…!あなたから3Pの話を切り出されたのは……
だから、凄いショックを受けたんですよ良子さんは…!
自分の想いがあなたに分かってもらえなかったから凄く寂しかったのだと思います。
自分の事を軽く観られているような気になったのでしょう。
その満たされない欲求が良子さんの気持ちを私に向かせたんだと思いますよ。
‥‥‥ 媚薬が良子さんに効くのは相手が青山さんだし、私だからだと思うんです。
愛情を全く持たない相手となら、
いくら媚薬を飲んだからといって、
そんなに効くとは思わないです。
誰にでもそんなに効く薬なら、それは劇薬か何かでしょう。」
「確かにそうだな… ‥‥‥ 思うんだが‥
良子に媚薬を使う必要が本当にあるのだろうか…?」
「はい‥今は絶対に必要です…!
良子さんは、どちらかと言うとセックスに対してはそんなに積極的な女性では無いと思います。
増してや‥
良子さんの性格上、愛情を持たない相手とのセックスをするなんて事、絶対に有り得ないと思います。」
「上田君は‥どうしてそこまでして、
私逹と3Pプレーをしたいんだね…?
‥‥‥ 3Pプレーをしたいのなら‥
そう言う専門のサイトにでも募集を載せれば、直ぐにでも相手を見つける事が出来るんじゃないの…?
君の容姿なら特にそう思うんだか゛…」
「それでは駄目なんです…!
私の願望は‥単なるプレーを楽しむ事では満足出来ないんです…!
青山さんとは少し違うかも知れないですが‥
私は、好きな女性が本気で愛し合う場面を見ながら、
私もそれに加わって本気のセックスをする事なんです…!
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