◆新たなる快感⑦
「別に何にもないよ…!」
「 …そう…?
…………… それなら良いけど‥ ‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥ やっぱり‥
お姉ちゃんの事が心配なんでしょう…?」
「そんな事ないよ‥ …………… 少し疲れただけだよ…!」
「 ‥‥‥‥‥ ごめんなさい‥
‥‥‥‥‥ きっと私のせいね‥ ‥‥‥‥‥ 私が‥お兄ちゃんに変な事‥
させちゃったから‥それで、気疲れしたのね‥きっと‥」
「気疲れなんかしてないって‥!
‥‥‥‥‥ 逆に俺は、嬉しい位だよ‥!
綾は俺に、全てをさらけ出してくれたんだ‥!
俺の心の中は、今、感激の想いでいっぱいだよ‥!」
「‥本当に‥?
‥‥‥‥‥ こんな変態女みたいな私でも‥嫌いにならなかった‥?」
「当たり前じゃないか‥!
嫌いになんかなるもんか‥!
ますます好きになったさ‥!」
「‥お兄ちゃん!」
真剣な眼差しで私を見つめていた綾子はそう叫ぶと、私に躰を預ける様に、
必死で私の躰に抱きついてきた。
私は、綾子が纏っていたバスローブを荒々しく剥ぎ取ると、そのまま綾子に覆い被さっていった‥
私は、綾子を抱きながら、頭の中で、
色んな事を考えた。
私が綾子を抱いている今この瞬間‥
妻は上田君に抱かれている‥
その妻は、自分の浮気が私と綾子にバレているとは知らないでいた‥
そして‥
妻と上田君は、
私と綾子の関係を知らない‥
そして、綾子は‥
私と上田君が一緒になって、妻を調教している事を知らない‥
私達四人を繋ぐ糸は
今はもう、余りにも複雑に絡み合ってしまっていた。
‥‥‥‥‥‥‥
30分程が経ち‥
そろそろフィニッシュが近づいていた私は、
綾子に腰を大きく打ち突けながら必死で腰を振っていた。
その時だった‥
枕元に置いてあった携帯が突然、
けたたましい着信音を鳴り響かせたのだ。
私は、腰の動きを止め、枕元の携帯を手に取ると携帯を開いてみた。
着信は、妻からだった。
息を切らせながら私を見上げる綾子が、心配そうな表情で私を見つめる綾子が、尋ねてきた。
「‥誰から‥?」
「 ‥‥‥‥‥ ‥ママ‥!」
私の言葉を聞いた瞬間‥
綾子の表情が曇った‥
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