◆綾子の過去④
「‥結衣ちゃんを産んでから変わったんだ‥?」
「‥そうなの‥!
それまでの弘之さんとのエッチで芯から感じる事なんて無かったのに‥
‥‥‥‥‥ 出産して、暫く経った頃から躰が凄く感じる様になって‥
‥‥‥‥‥ それである日‥つい夢中になっちゃって‥
前みたいにお洩らししてしまったの‥!」
「‥弘之君‥その時何て‥?」
「‥何にも言わないで驚いてた‥!
最初はオシッコだなんて思ってなかったみたいだから‥!」
「それで‥?」
「それで‥
その後‥私‥
エッチの度に必死でお洩らししない様に頑張ったんだけど、
どうしても躰が言うこと効かなくなってて‥何度もお洩らししてしまう様になっちゃったの‥」
「 ‥そう‥?
それで弘之君にバレてしまったんだ‥!」
「そうなの‥」
「弘之君にはその彼の事‥話さなかったのかい‥?」
「 ‥ぅん‥
あの人‥凄く嫉妬深い人だったから‥! ‥‥‥‥‥ それに弘之さん‥
エッチに関しても、至ってノーマルな人だったから話す事なんて出来なかった‥!」
「そうかぁ‥
‥‥‥‥‥ 弘之君は綾がお洩らしする事がどうしても嫌だったんだね‥?」
「 ‥ぅん‥
最初は病気じゃないかって心配してくれていたんだけど‥
その内、私の事‥
段々と避ける様になってきて‥‥‥‥」
「それで、例の彼女との不倫が始まったって事か‥!」
「 ‥そう‥
‥‥‥‥‥」
綾子は力無く答えると、急に気落ちした様子になり、
うな垂れてしまった。
「 ‥綾ッ‥!」
「 ‥‥‥‥ 嫌いになったでしょう‥
‥‥‥‥ ‥私の事‥?」
綾子が力無く呟いた。
「何言ってんの‥!そんな事位で俺が綾の事、
嫌いになる訳ないだろう‥!
‥‥‥‥ さっき約束しただろう‥!
綾から何を聞かされても嫌いになんかならないって‥!
‥‥‥‥ 俺はそんな事も含めて、綾の全てが好きなんだよ‥!」
「‥お兄ちゃん‥!」
綾子が私の言葉に涙ぐみながら見つめている‥
「 ‥綾ッ‥!」
「‥あッ‥ッ‥」
反射的に綾子を抱き締めていた‥
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