◆綾子の性癖②
私を必死で見つめながら眉を寄せ、
半開きの口から喘ぎ声を絞り出す様にして歓喜の声をあげる綾子の顔がそこにある‥
やっと‥、
綾子を私だけの物にする事が出来た征服感が心を満たす‥
最高の気持ち良さ‥
根元まで挿入したペニスを一旦、
亀頭近かくまでゆっくりと引き、
再び根元までゆっくりと挿入する動作を繰り返しながら、
何度も何度も腰をダイナミックに振り続けていく。
「ぁ‥ッ‥ん‥ああ
ぁ‥ッん、あ‥ッん
ジ‥ジロー兄‥ぁ‥
ぁ‥ッん‥あッ‥あ
ッ‥す‥好きょ‥ッ
‥好き‥ッん‥あッ
好きッ‥好きッ‥あ
ッ‥あッ‥あッ‥ ‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥」
「‥あ‥ッ‥綾‥? ど‥どうした…?」
それは突然の事だった…
必死で喘でいた綾子が‥
急に泣き出したのだった。
大粒の涙が‥
瞳の奥から溢れ出している‥
それでも綾子は…
泣きながら喘いでいる‥
両脚を大きく拡げ、私と繋がった格好のまま必死に背中にしがみついた綾子が、
溢れ出る涙を堪えきれずに、
私の顔を見つめながら泣いている‥
「‥‥綾‥!?‥
‥‥‥‥‥‥‥ どうした‥?‥
‥‥‥‥‥‥‥ 何で泣く‥?」
私は腰の動きを一旦止め、
両腕で上半身を支えながら、
重ねた上体を起こすと、泣きじゃくる綾子を見下ろしながら尋ねた。
「‥ ぅ~ ‥‥ ‥判んない‥ ‥‥ぅ~‥‥ …判んないけど ‥‥‥‥‥ ‥何故だか涙が‥ぅ~ ‥‥‥‥‥‥‥ 涙が出てきちゃう‥!」
嗚咽を漏らしながら途切れ途切れに呟く綾子の頬が涙で濡れている‥
「 ‥‥綾ッ‥‥
‥‥‥‥‥ 」
私は、彼女に掛けてあげる言葉も見つけられないまま‥
涙で濡れた彼女の頬を右手で拭うだけで精一杯だった。
綾子の私に対する強い想い‥
その想いを私は今‥痛い程感じる。
腰の動きを止め繋がったままの私達は、暫く見つめ合っていた。
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